沼メモ

FF14(槍鯖)、その他ゲームやらなんやらの話題を書きたい。

ブログ初め

既に年明けてから11日経ちましたが、ようやくブログ初めでございます。

 

普段年越しは祖父母の家に行っているため、オンラインゲーム内で年越しするということができず密かに憧れていたのだが、今年はコロナで帰省しなかったので、初めてFF14内で年越しを過ごした。

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年越しの瞬間

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正月飾り

そんな感じで今年もよろしくお願いいたします。

 

今年の目標なー、、、、、どうしよ?

あー、リアル寄りの新しい人間関係築くとかいいかも。俺基本的に仲いいって言えるのはネット上発の人間関係がほとんどだから、リアル寄りで仲いい人作りたいなー

リアルで何かしらのサークル入るとかいいかもね。

 

あとツイッターで言ったこれな

 

ゲームではジャルさんにおすすめされたラスアス2を始めてる。これはまた別記事に書こうか。

 

あ、そうだ。最近興味が湧いて化粧品とか見るようになったんだけど、男性向け化粧品ってなんか脅しチックじゃない?

 

「禿げないように」「体臭消し」「身だしなみを大事に」とか、何かと「周りの目を気にしましょう」みたいな感じが脅しのように感じて、つまらないなーと思う。まあ、そういう文句の方が現状の消費者には刺さりやすいのかねー。

 

何かもっとゲームのキャラメイクしている時のような楽しさを再現できるような表現はないものかなーと思ったりしてる。

さっと考えたところだと”「お、いいじゃん!」を自分にも”とかかなー?

 

 

 

 

2020年振り返り

2020年が終わるまで、7時間を切った。
去年の記事を見返してみるが、あんまり代わり映えしないな…。多少読書感想文が多くなったかもしれない。
職場については2年目でまあ、何とか理解が追い付いてきた感じかな。
以下で2020年の振り返りをゲーム、本、私生活の3つの分類で書いて、今年のブログ収めとしたい。

 

・ゲーム

FF14

イン率は落ちているものの、ある程度継続してやっている。今年はバハムートパーティが終了した後も、ルキさん主導のオメガンガー(呼称はこれでいいんかなw)とか、エオルゼア読書倶楽部といった新しいコミュニティに顔を出すことが多くなった。特に読書倶楽部は行くようになってから読書量がかなり上がって大変良かった。皆さん来年もお願いいたします。

 

・十三機兵防衛圏

今年の初めにやった本作。ストーリーやキャラクターが自分好みでかなりハマった。

 

Half Life Alyx

VRゲーム①
VRゲームとして開発された中ではしっかり物語もあり、完成度の高いVR体験だった。このレベルのものがもっと増えてほしいなー

 

ゼノブレイドDE

ゼノブレのリメイク作。雄大な景色がとても印象的だった。

 

・プライマルハーツ

 人生初のエロゲ―。えー、天神平ルート終了して止まっております。何だっけ、ラスアスとかツシマを始めたらそのまま止まっちゃったんだっけかな。エロシーン長すぎて途中でスキップしてた。

 

The Last of Us

気になってたけどできてなかったゲーム筆頭。ジャルさんにおすすめされてやってみた。最後のジョエルの行動とか、退廃的な雰囲気とか自分好みだった。そういえばまだ2をやってないな。しばらくやりたいゲームないからどこかでやってみるか。

 

・Ghost of Tsushima

今年最強の侍ゲーム。単純にゲームとしても面白いし、景色を見るだけでも最高。

 

・天穂のサクナヒメ

火山行ったあたりで止まってる。アクションも稲作も面白いんだけど、なぜか止まっているため、正月でやるか!

 

・東京クロノス

VRゲーム②
VRのADVという異色の作品。ストーリーも自分好みで大変昂った。VRバイス持ってたらぜひやってほしい。

 

・ALTDEUS: Beyond Chronos

VRゲーム③
東京クロノスの続編だが、世界観的には独立しているため、こっちから入っても全然OK。VRライブ入っていたり演出がパワーアップしている。はよ記事を書くか。

 

一番印象に残ったのは東京クロノスだなー。初めてのVRADVだったし、自分好みのストーリーで体験としては最も印象的だったな。

 

・本

・仏教思想のゼロポイント

 今年の仏教本。原始仏教の勉強になった。

 

・人間の土地

ウーさんのハッシュタグ企画をきっかけに読んだ初めてのフランス文学。著者の思想的な面はNot for meだったが、情景描写が美しい本だった。

 

数学ガールの秘密ノート

 「学ぶための対話」と「行列が描くもの」の2冊を読んだ。行列はなんだか分かるような分からないような感覚。

 

・わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる。

 自分に合う本を見つけたかったら、本ではなく人を探すというハックはかなり参考になった。

 

・悟らなくたっていいじゃないか

仏教本その2。
仏教の理論だけじゃなくて、それを基にした実践をしている人の著作なので、その点が非常に参考になった。

 

これ以外ももう少し読んだ気はするのだが、いかんせん読書の記録を付けていないため、どれが年内に読んだ本なのか分からないので、この辺で。

 

・その他私生活

 ・オフ会inシンガポール

 2月にオフ会ということでシンガポールへ旅行に行った。今思えばコロナ的にぎりっぎりの時期で、何とか行けてよかったなーと思う。来年コロナが収まっていれば、またどこか行きたいね。

 

・一人暮らし

親が祖父母の介護に行っており、ほぼ一人暮らしの状態となった。いかに楽に生活をするかを日々考え中。目下の課題はごみ処理をいかに効率的に行うか。

 

・デビルシャーク

まさにZ級映画。人生で観た映画の中でもトップ級にやばかった。つまらない以前に困惑する映画は初めてだった。やばすぎてVtuberの同時試聴ライブで2週目を観たらくそ笑えた。

 

・京都旅行

Go to travelを使って行った京都。昼間の伏見稲荷や夜の嵐山を見られてよかった。

 

・ヒメヒナにはまった

Vtuberはもともと好きだが、ヒメヒナに新たにはまってBD買ってしまった。最高。

 

こんなところか。
うーん、仏教関連の興味が強くなった以外はあんまり去年と変わり映えしないなー。
一人暮らし始めて、思ってたより孤独耐性ないの分かったから、来年辺りご縁があれば結婚してみたいかな。

では皆様、よいお年を。来年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

「東京クロノス」感想

これは選択を間違えてしまった人間が、異世界で自分自身のあり方を突き付けられる物語だ。

 

東京クロノスを一言でいうならと考えて、こんな感じの表現にしてみた。

 

VRゲームとしては珍しいADVで、以前から非常に高評価で気になっていた「東京クロノス」を今更ながらやった。

 

公式サイト

tokyochronos.com

 

 ついでにトレイラー張っとこ

トレイラー内では3Dキャラがめちゃくちゃ動いてるけど、ゲーム内ではそこまで動いている印象はない。 Live2Dのノベルゲームの3D版みたいな動きをイメージすると近いかも。本作の惜しいところはもう少しキャラが動くような演出をしてもらえると、もっと視覚的に楽しめたかなってところ。

 

だが、ストーリーの内容は…恐ろしく自分好みのゲームだった。VRならではの没入感ももちろんだが、物語が自分の琴線をかき鳴らし、ラストの余韻は「君の話」を読み終えた時と同じく、しばらくその場を動けなくなるほどであった。興奮が冷めやらぬうちに書き残しておきたい。

 

以下、そこまでネタバレにはなっていないと思うけど、感想とかでネタバレ感は出てしまうかもしれない。

 

どんな作品か?

「東京クロノス」はクロノス世界と呼ばれる異世界の渋谷に召喚された幼馴染8人が、そこから脱出するために世界の謎を解いていくというストーリー。

 

幼馴染8人―櫻井、二階堂、東国、桃野、神谷、両角、街小路、蔭山、そしてロウ―は、ある日突然彼ら以外の人が誰もいない渋谷で目覚める。集まった8人の前に出てきたのは「私は死んだ。犯人は誰?」という文字。8人はそれぞれ少しずつ記憶を失っているようであり、どうにも後ろ暗いところがあるらしい。この世界は何なのか、死んだというのは誰?、犯人とは?といったミステリーADVだ。

 

ストーリーの引き込みと焦燥感

1週目は選択肢は一つだけで、全体を通したプロローグ的なものになっている。自分が始めた時は夜11時に初めて夜中の3時までついついぶっ通しで見続けてしまった。それくらいストーリーに引き込まれる。1週目が終わったときに感じたのは焦燥感だった。

分かる人には分かると思うが、ゲームの「ICO」の終盤で彼女の手を放してしまった時のあの焦燥感だ。
「どうにかしたい」「あの子を救いたい」 そんな感じ。

 

2週目からは選択肢が多くなって、世界の謎を解いてく感じになる。とはいってもそんな複雑な分岐ではなく、1つの選択肢に1つのエンディングみたいな感じだから、あまり慣れていないような人でも順番に見ていけば自然とストーリーは解かれていく。だんだんと謎が解けていく感覚は非常に爽快だ。

 

特にロウの正体が分かったときは彼に対する印象ががっつり変わった。それまではえらくうるさいし、めちゃくちゃ攻撃的なので「お前は誰だよ!」と嫌悪感をもっていたのが、正体が分かると「ロウ、お前だったのか」と感じた(ごんぎつね並感)。

 

お薦めな人

ADVなのでラストの感想とかを詳細に出すと若干ネタバレになりそうだけど、自分が今まで読んできた中で、ラストの感覚が同じだったのは辻村深月著「鏡の孤城」かな。あんな感じの少し不思議感覚が好きな人ははまるかもしれない。あと主人公の変化模様には「.hack」のハセヲを思い出した。

 

東京クロノスはOculusはもちろんSteamやPSVRでも買えるので、どれか持ってる人で上にあげたような作品が好きな人にはめっちゃおすすめ。

 

 

続編の「ALTDEUS: Beyond Chronos」も発売されたからこれからやっていきたい。

ゾイドワイルドZERO観た

偶然YoutubeゾイドワイルドZEROの動画を見つけた。

前作「ゾイドワイルド」の情報は久しぶりのゾイドのアニメ化ということで注視してはいたが、ゾイドの大きさとか絵とかストーリーがNot fou meに思ったので、序盤だけ観てスルーしていた。

 

しかし、ゾイドワイルドZEROはゾイドの大きさが無印版に近くなり、帝国と共和国の対立という舞台設定なども無印を髣髴とさせるものがあったので、試しに観てみた。

 

待っていたのは強烈な懐かしさだった。


そう!こういうゾイドが観たかったんだよ!!!

 

聞けば、無印のスタッフが制作に参加しているらしい。どうりで懐かしさを覚えるわけだ。

幸運にもアマプラで全話配信されていたのでそのまま全話観た。

 

ストーリーはひょんなことから世界を救うカギとなる少女と出会い、世界を救うために旅に出るという王道もの。

自分も年を取ったためか、かなり主人公無双なところとか展開が強引なところとかは若干気になってしまうが、そんなことはどうだっていい!各々が信念もってゾイドを乗りこなして戦ったり協力したり、ヒーローしたりヒロインしたり、そういうのが観られれば何も問題ない。

 

 

金属生命体ではあるが、有機的な動きをするのがやはりゾイドならでは。特に見せ場の戦闘シーンは動きの迫力がすごくて鳥肌もの。ソニックバードの気合の入った空中機動戦闘シーンとか、もうめちゃくちゃ興奮した。

 

恐らく、子供のころにゾイドを観た世代も狙っているため、過去のゾイドアニメと繋がりを感じさせる用語とかがちょいちょい出てくる(公式設定で繋がっているのかは分からない)。惑星Ziから地球へ移民してきたという設定からそうだし、主人公ゾイドが進化する展開もそうだし、兵器ではグラヴィティキャノンも出てくる。こういう演出に私は弱い。過去のアニメのシーンと重ねて観るとノスタルジックな気分になる。

 

久しくこういった王道作品を観ていなかったので、非常に楽しめた。
王道ゆえの安定した面白さをもった作品であった。最終回も大団円で終わり、非常に満足感が高かった。無印ゾイドが好きな人は絶対に好きになれるはず。
私も久しぶりに無印ゾイドを観直したくなったな。

生活状況メモ

現在の自分の生活状況を客観的に見てみるためのメモ

 

・食事

朝は栄養素や手軽さを追求した結果、基本的にシリアルを食べる。フルグラ美味い。牛乳をかけるのが基本だが、結構な頻度で切らすので、その場合はフルグラ単体でぼりぼり食ってる。

アマゾンで段ボール買いして切らさないようにする。

 

昼は冷凍したおにぎりを持参して温めて食べる。弁当は高くて毎日はきつい。おいしいので炊き込みご飯のおにぎりを作っているが、面倒くさいときは白米だけのおにぎりでもまあ食べられる。

 

夜は状況によって色々。最近多いのは段ボール買いした大量のクッキーをぼりぼり食って済ます。いい具合に腹にたまる。アイスがある場合はアイスだけの時もあり。正直夜は食欲がなくて、あまり食べる気がしないことが多い。

余裕があれば多少料理する。電子レンジ使うだけの料理は手軽でいい。

 

休みの日で大分元気な時は、動画でやってるレシピを試してみたりする。美味い料理できるとテンション上がる。

 

栄養バランスは栄養食品のバランサーを飲んで調節する。効果のほどは分かりにくいが、上記のような食生活でもそこそこ健康に過ごしてるから効果あるんでない?

 

・料理

基本の食材は業務用スーパーへ行って、冷凍した肉・野菜、好きなおかずを冷凍庫に入る分だけ調達する。それ以外の生鮮品は近くのスーパーで調達。肉はコスパだけ考えると2キロくらいの塊の鶏肉がいいが、切り分けてからまた冷凍庫に戻すという手間が死ぬほどきつかったので、多少高くても最初から切り分けられてるの買ったほうがいい。

カット済みの冷凍野菜は超便利。野菜のカットをほぼ省略できる。

もし野菜を切る時は、毒とか致命的な部分だけ除いて皮ごと切って突っ込むのが楽。まあ食える。 

 

冷凍食材で料理する時は、冷凍庫から出してそのまま炒めるなり煮るなりする。いちいち解凍とかしてられないので(解凍なんかしてたらそのまま忘却して腐らせるまである)。

ただし、冷凍のまま調理すると結構な量の水が出てしまうので、その辺は適宜調節が必要。

どうしても肉とか解凍したほうが良いときは、電子レンジでとっとと温める。

 

皿洗いは食洗器に突っ込んで洗ってるが、食洗器で洗えない大きさのものはついシンクに置いておいてしまう。この辺は課題。

 

・洗濯

給付金が入ったときに思い切ってドラム型洗濯乾燥機買った。

下着などシワになっても気にならないものは乾燥で完全に乾かす。そのまま適当なかごに突っ込んで、必要な時はかごから取る。たたんでしまうという動作を省略できる。

シワが気になる洗濯物は半分だけ乾燥し、軽く水気ある状態で干す。干したままにして必要な時に取るようにすれば、たたんでしまう動作を省略可能。

以上の運用で干す・たたむ・しまう作業をかなり軽減できた。本当は洗う以外の動作を完全に0にしたいところだが、現状ではさすがに難しいのでとりあえず満足。

 

Yシャツはノンアイロンシャツを導入して、干し終わったらそのまま着れるようにした。じっくり見たら多少シワが見つかるかもしれないが、毎日の勤務で着るだけなら十分だろう。前はアイロンの時間がクソ憂鬱だったが、現状ではかなり省略できた。本当に大切な会合の前とかだけきちんとアイロンをかけるぐらい(そしてそんなものはほとんどない)。

 

・掃除

………生きていければいいだろう!

 

正直かなり苦手な家事分野。私にとって「目に見えないor不都合がないものは存在しないもの」なので、「目ではっきり見える」+「生活に不都合が発生する」まで汚れないと掃除をする動機が発生しない。そして目ではっきり見えるほどの汚れを掃除するのは非常に面倒くさく、意欲が湧かない。

「ちょっとこれは人としてやばいかも」レベルになって重い腰を上げてがっつり掃除して、またやばくなるまで放置を繰り返している。

 

ロボット掃除機は検討したんだけど、床部分の掃除だけだし、床に色々物を置いているので、値段の割には効果が限定的に思えて導入できてない。

 

何とか汚れがたまる前の楽な段階での掃除を自動化できないか考えているが、なかなかいい方法が思い浮かばない。この辺、他の人の工夫を教えてほしいところ。

 

・感想

一人暮らしして半年ほどたったけど、掃除分野以外はまあまあうまくやってるなーといった感じ。学生時代と違って、課金して生活を便利にするという選択肢をとることができるので、きついなーと思うことも昔より減ってきた。

 

元々うちの親はそこそこ家事をやってしまえるタイプの人なので、楽をするためのアイテムやノウハウが少なかったように思う。実際やれるならきちんと家事をしたほうがクオリティは高いと思う。だが、あいにく私は多少みてくれやクオリティを落としてでも楽をしたい人間なので、今後もどんどん楽をするための方法を考えていきたい。

 

数学ガールを読んでの感想 3章まで

数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話を読んでいる。まだ3章までしか読んでないが、なかなかに「わかる―」となったので、備忘録として書いてみたい。

 

・読み始めたきっかけ

何かの記事で「何が分からないか分からない」という状況を理解するのに読むといいと紹介されていたので、読んでみた。自分自身が「何が分からないか分からない」「分かっていないことが分かっていない」状態に陥ることが多く、解決策を探している中での本だった。3章までだとまだ「何が分からないか分からない」の考察まではいかないんだけど、ここまででもかなり刺さった部分があったので、そこを言語化してみたい。

 

・わかるーとなった場所

 ・2章

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y=2xという式の話で

y=2x

という式を、

2x=y

という式に書き換えても、同じ直線を表している。さらに、

2x-y=0

という式に換えても、同じ直線を表しているんだよ。

(※太字は筆者)

 

これに対して、説明を受けているノナは

「移項しても答えが出ない……答えが出ません」

「2x-y=0だとx=にならない……なりません」

と反応する。

 

この反応に対して「何となくわかる~!」となった

 

これ、自分も特に太字にした式を見て、上図の直線を思い浮かべることはできなかった。無論、y=2xを移項しただけというのは分かる。しかし、中高の数学で習うのは使うのはもっぱらy=axの形であり、問題は「yやxの値を求める」ことがほとんどだったので、わざわざax-y=0なんて数式にすることはまずなかった。

なので、2x-y=0とぱっと出されたとしたら、「何だこの数式は?」と一瞬混乱してしまうだろう。いつも「xの値を求める」みたいな問題意識が頭にこびりついてるため、「x=」の形にしてしまいたくなる。

そんな感じで、「x=になりません」という言葉にはなんとなく共感を覚えた。

 

あと「例示は理解の試金石」という言葉を知れたのもよかった。要は「自分が理解したか知りたかったら例を作ってみろ」ということだ。今までなんとなく知った気になっていて、実際には全然分かっていなくてやけどを負うようなことが多く、例を作るという理解の物差しを知れて助かった。

 

 ・3章

3章はノナとのやり取りについて、後輩のテトラと話す場面になる。自分の説明に対して、理解していないのに「はい」とノナが言ってしまっているとぼやく主人公に対して、テトラは以下のように言った。

 

話を聞いていないと言われて教える側は悲しいかもしれませんけど、教えられる側だって一生懸命なんですっ!

(中略)

先生の説明を聞いている途中で、説明とは別のことが気になるときがあるんです。

 

これなー。ほんとこれ。自分がそうであると同時に、何かを教える立場になってる時も意識しないといかんな―と感じた。分からなければ相手から「分かりません」と言うだろうというのは、少なくとも教える側の心構えとしては甘えくらいに考えるのがいいのだろうな。

 

 ・So What?の疑問

テトラが数学の「理解」について話した場面。

先ほど「例示は理解の試金石」という言葉が登場したが、例示だけでは深いレベルの理解に着かないのではないかとテトラは言う。

 

問題は解けるから、確かに理解はしていると思うんですが、でも、So what?—《だから、何?》《どうしてそんなことを考えるの?》《それのどこがおもしろいの?》—がわからないことがあるんです

 

主人公はこれを「意味は分かるけど意義が分からないもどかしさ」と表現した。

 

これは中国語の部屋の思考実験と似たような感じだろうか。数学の規則に従って、数式を変形したり、図形を書いたりできるようになるだけが「理解」ではなく、もっと深いレベルの理解—So what?に答えられるような理解—がその先にあるということだろう。

 

自分の経験でいうなら「速度・時間・距離」の計算で、最初のうちは多分「きはじ」とか計算するための図を習うと思うんだけど、図を意識しなくても計算ができるようになったときに感じた感動がその深い理解のように感じられる。

 

反対にいまだ意義が分からないのが、「行列」の計算だ。自分が高校で明確に数学嫌いになった原因の一つだ。

 

ある日いきなり教師が、行列というものを教え、四則演算の方法を教え、「はい、計算して」と言われた時は全く意味不明だった。

当時の教師曰く「よく分からないけど、これでご飯を食べている人もいるらしい」とのことだったが、結局どういう意義があるものなのかは最後まで分からなかった。

 

一応最近になって、美少女を作るのに行列が必要になるらしいとの話は聞いた。正確には3Dモデリングをきちんと理解するのに必要になるらしい。とはいえ、覚えようとは思えないが。

 

そんな感じで、3章までにして既にかなり自分に刺さった本となった。最後まで読んだらまた感想を書いてみたい。

夜散歩

仕事帰りに月が見えた。十五夜の上に完璧に晴れ渡っており、かなり綺麗に月が出ている。

ふと月見がしたいと思った。

軽く調べたら岐阜に「月見の森」という場所があるようで、あまりにもおあつらえ向きなため、ここに向かうことにする。

 

すっかり日が落ちたころに着いたが、人がいないうえに本当に暗い。山の中に入っていくため、月明かりも届かず、スマホの明かりをつけても数メートル先ほどまでしか照らせない。そのうえ、入口の看板には熊注意の文字が…。

 

クマよけグッズも何もなく、人もなく、スマホ以外の明かりもなし。さすがにこの状態で山へ入っていくのは怖すぎたので、今日は中までは入らず、駐車場で月を見て我慢した。

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夜景モードで撮ったらめちゃくちゃ明るくなってしまった



このまま家にまっすぐ帰るのも癪だったので、面白そうなところ探しながら下道でゆっくり帰った。

 

池の後ろの学校

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夜の学校って怖さと神秘さが共存しているような気がする。風もほとんどなくきれいな水鏡が撮れた。

 

夜の団地

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団地ってなんか好き。窓明かりが点いてるのを見ると、「ああ、生きてる人間がいるんだなー」とわびさびを感じる。明かりがフッと消える瞬間などに立ち会うと、「アアアアッッ!!明かりが消えた!!好き!!」と内心結構興奮してしまう。これから寝るのかなー、何か会話しているのかなーとか色々想像してしまう。

 

近所

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最後は結局近所の公園に行った。満月の明るさを一番感じられた。月明かりでできる影ってなんかいい。

 

久しぶりに夜の散策して満足した。月見の森はまたそのうちリベンジしたい。