沼メモ

FF14(槍鯖)、その他ゲームやらなんやらの話題を書きたい。

トップガン マーヴェリック 感想

ウイイイイイイイイイイイイイイイイイインンンンン

 

ズゴオオオオオオオーーーンンンンンンンンンンンンン……

 

ゴオオオオオオーーーーー、、、、ガコッ シュッッゴオオオオオオン!!!!

 

バババババババッッバババッッ ドゴーン!!!

 

戦闘機の爆音は人を癒やすと思わんか?

 

 

 

www.youtube.com

 

というわけでトップガン マーヴェリックを観てきた。

最高だった。

最初は普通の映画館で、2回目は4DX版で観てきた。

最高だった。

 

トップガン マーヴェリックはトップガンの続編となっているが、単体でも全然楽しめる。自分もトップガンは男がバイクに乗っている印象しか覚えていなかったが、特に問題はなかった。

もちろん前作を履修していれば更に楽しめるのだろうとは思うが、おおよそどんなことがあったのかは描写されるし、それほど問題ないと思う。

 

そんなことよりもだ。

まず主人公のマーヴェリックが好みどストライク。「超凄腕だけど、命令違反やムチャばかりやってきた万年大佐の古強者」なんて、設定だけで面白いと分かる。

映画冒頭からいきなり仲間の為に命令違反をやっていく。その格好にしびれる。そして無茶をする。本来やらなくていいところまで無茶やって、結果機体をぶっ壊す。そしてなぜか死なない。もはやギャグ時空の人間みたいに死なない。冒頭の展開なんてギャグ映画かと思った。

マーヴェリックの凄腕っぷりもたっぷり描写される。模擬戦闘では部下を全員もれなくボコボコにし、誰も成功できていなかった渓谷くぐりを超スピードで遂行し、本来2機で行う爆撃を1機だけでやってしまう。めちゃくちゃかっこいい。

 

あと、現実ではありえない戦闘機のかっこよさが詰まってる。

それ絶対空軍だけでやるような仕事じゃないだろと言いたくなるメチャクチャな任務。

現実ではありえないような超近距離の戦闘機同士の戦い。アホみたいにかっこいい空中機動。

ほら、戦闘機同士のこんな動きが観たかったんだろ?とでも言われているような描写の数々がどこどこ放り込まれてくる。

エースコンバットのコンセプト「超本格的ヒコーキごっこ」を濃縮させたような映画だった。

 

ストーリーも胸熱だ。

マーヴェリックはとあるミッションに突っ込む兵士を教官として育成する任務に就く。

兵士の中にはマーヴェリックと浅からぬ因縁を持つルースターもいた。このルースターとマーヴェリックの対立が主軸となって物語は進んでいく。

彼らの因縁とは何なのか。任務を通した2人の関係はどうなっていくのか。そこもこの映画の見所だ。

 

あとさ、戦闘機の内部を映している映像が随所にあるんだけど、あれCGとかじゃなくて役者が本当に戦闘機に乗って、自分でカメラ操作して撮影していたらしい。私は映画撮影の知識なんて何もないが、戦闘機乗って自分でカメラ操作するなんてなかなかに頭おかしいんじゃないかと思うよ。

 

難しく考えずに、ただ観て、アクションを感じで、最高の気分になる映画だった。

これは映画館でこそ価値が感じられる映画だと思う。ネット配信ではあの映像と音は活かしきれないのではないか。映画館で観ることをおすすめする。

 

エルデンリング終わったー!

先日、エルデンリングを無事エンディングまで進められた。

オープンワールドゲームは大抵途中で積んできた身としては、よく続いたなーと結構驚いている。プレイ時間は1周目だけで110時間ほど。

オープンワールドは大体寄り道とかサブクエの量に圧倒されて、メイン何してたっけ?となり、他のゲームやり始めたタイミングでストーリーが分からなくなってやらなくなることが多い。

エルデンリングは良くも悪くもオープンワールドゲームっぽくないのが逆に良かったのかもしれない。

サブクエの案内が画面を圧迫するような構成じゃないので、サブクエの存在をあまり意識せずに進められた。人によると思うけど、サブクエをやり始めてメイン忘れがちな自分としては助かった。

また戦闘がメインの面白さになっていて、ストーリーが雰囲気しか分からなくてもそんなに気にならなかったのが良かった。ストーリーに関しては理解することを途中で放棄してたし…。カタカナ人名覚えられんねん…。最終的に気になるところは解説動画見て補完していた。

オープンワールドとしての魅力としては、一つのダンジョンで詰まったら、他の場所を探索して強くなってから再挑戦できるのが良かった。新しい土地に行く楽しみはオープンワールドならではだ。

 

その他、印象に残ったところをピックアップ

 

  • ツリーガード

最初に出会うであろう強敵であるツリーガード。自分は事前にツリーガードの情報は知っていた。

「あ、あれがツリーガードってやつか。確かスルーして後から倒すのがいいって書いてあったな…」

……

そう言われると余計に初見で倒したくなっちゃうんだよなー!!(天邪鬼)

お、騎士で始めたから、意外とダメージも通るぞ! オラオラオラ!→YOU DIED…

 

結局ツリーガードを倒すのに6時間くらいかかったと思う。

それでもずっと楽しかったのが印象に残っている。この1戦にエルデンリングの魅力が凝縮されていたように思う。攻略の最中は大変だったんだけど、やめなかったのは「できそう感」がずっと持続していたからだ。

この攻撃はこっちに避ければ回避できるっぽいぞ。また新しいパターンだ! 後ろロリより前ロリのほうが避けられそうだな…等々、試行錯誤しつつ前に進んでいる感が確実に得られていた。

 

攻略中の一幕

  • 攻略情報

初回攻略は攻略情報見ずに自分で攻略する方針を今までは取っていたが、もうそこまでできる時間も根気も無くなっていたので、エルデンリングは意地を張らずに折り合いつけて適宜攻略情報見たのも結果的に良かった。

最初に攻略動画見ようとなったのは、初心者の鬼門マルギットだった。

最初のうちはまじで隙が全く見えず、近くによったら短刀で攻撃してくるし、離れたら攻撃できんし、どうすりゃええんや!と思っていたが、ノーダメ攻略動画見て、溜めの少ない攻撃で欲張らずにちまちま行くしかないと悟った。

アイテムや戦技の取得も、動画を先に見ておいて、欲しいものは早いうちに入手しておいた。

難しいと感じたら無理に攻略しようとするんじゃなくて、今の自分に合った難易度になるまで攻略情報を参照して、程よくゲームを楽しむのもいいなと思った。

ただ、マレニアは写身+屍山血河使ってボコボコにしてしまったので、2周目やるときはもっと難易度を上げていきたい。

 

マルギットとの激戦の一幕、多分攻略情報見る前

協力マルチプレイは他人の世界に行くことは何度かあったが、自分の世界に来てもらうのは、結局最初の2,3回くらいだった。あまりに強い人が来てしまうとあっさりボスを倒されてしまうし、弱い人が来るとボスの挙動が予測しにくくなるだけで、あんまり使いたくないなと思って、ほとんど使うことがなかった。今作は遺灰を育てれば十分強いしね。

なお、一度PC版の友人とマルチしてーなーと思ったが、自分がPS5版だったためできなかったのが残念であった。

敵対マルチも4回位行って、全てボコボコにされてからは全くやらなかった。後で人の動画を見て、こういう風に嫌がらせすればいいんだと学んだが、そんなにやりたいわけでもなかったので、そのままやらずに終えた。

じゃあ、オフラインでいいかというと、そういうわけでもない。メッセージや血痕はあってほしいのである。一度課金が切れてオフラインでやってみたけど、メッセージとか血痕ないとなんか寂しいんだよな。こういったゆるいマルチ要素は欲しい人間なので、その後はずっとオンラインモードでやっていた。

 

こんなところか。

ダークな雰囲気があまり得意でなく、フロムゲーは隻狼くらいしかクリアしたことなかったが、エルデンリングは無事エンディングまで楽しくやれて良かった。

次回作が出たらぜひやってみたい。

 

 

 

 

 

天上天下唯我独尊の尊ってなんだ?

お釈迦さんの伝説で、生まれてすぐに七歩歩いて「天上天下唯我独尊」と言ったと伝えられている。「世界において唯だ我独りとして尊し」という意味らしい。

何かと比較したり、何かを足すことで尊いのではなく、個々人がただここにあることだけで尊いということだ。

最近ここの「尊し」ってどういう感覚なんだろうと考えていた。

普通に考えると「命って尊いよね」と言うときの「尊い」と同じ意味に思える。

そういう意味合いもあるのかもしれないけど、最近はそういう一般的でポジティブな意味ではないんじゃないかと考えている。

だって、ただあるだけで尊いなんて言えない人が世の中にはいる。

臭くて小汚くて、プライドが高くてすぐ怒る中年のおっさんを尊いと言えるか?

昼夜を問わず何度も相談に乗って、寄り添ってきたのに、些細な事で激怒し、自分の悪口を吹聴する人間を尊いと言えるか?

親が死んだからといって、手を尽くしてくれた医師を撃ち殺す人間を尊いと言えるか?

家に押し入りガソリンを撒いて、大勢の人を焼死させた人間を尊いと言えるか?

俺は言えない。

けれどお釈迦さんは独りで尊しと言う。

これをどんなものも(命のように)尊いと解釈するのは、違和感を覚えることが多くなった。

だから解釈の方を変えてみる。

ここの「尊い」は「ここに、このように有ってしまった」という諦めの気持ちなのかもしれない。

そして「あなたも、ここに、このように有ってしまったんだな」と哀れむ心持ちなのかもしれない。

「ここに、このように有ってしまった」のは何かと比較して有るわけじゃない。何かを足したり引いたりして有るわけじゃない。

だからこそ唯だ我独りとして、ここに有るのだ。

 

と、こんな解釈をするのが好きになりました。

当然仏教の教科書的な解釈とは違うかもしれないけど、個人で考える分には問題ないだろう。

 

名言集めの記憶

note.com

エオルゼア読書倶楽部でお世話になってるユウさんのブログを見た。

 

自分自身は今のところ座右の銘みたいの名はないのだが、ユウさんの座右の銘候補が見ていたら、自分が昔名言集めしてたことを思い出した。

 

確か中学生くらいの時だったと思う

 

主に漫画やアニメで自分が気になった言葉を、最初は手書きして、後にパソコンで打ち込むようになった。

今思えばこっばずかしく感じるが、当時はかなり習慣的に収集していた。その過程でブラインドタッチも覚えたから、いい経験にはなってたな。

 

今はもう紙もデータもどっか行ってしまったな。

 

……と思って机漁ってたらあったわ! 必要なものは一瞬でなくすけど、どうでもいいものだけは持ってんだよな。

 

見てみると、最遊記やHOLiC、その他当時のゲームやアニメ、ドラマとかのものと思われるものも書かれている。

 

面白そうだから、いくつか抜粋してみよう。なお、複数人での会話をまとめていたり、読みやすくするために句読点等を足したりしているため、原文と同一ではないことを断っておく。また、一部は後から記憶だよりで記録しているものもあるため、表現が異なっていることもあると思われる。

 

最遊記


人の命なんてもんは煙草と同じじゃな。

燃え尽きたらばまああっけなく煙になって消えっちまう。

そいつを背負うっちゅーことはの、煙を肺まで呑み込んでやるようなモンじゃ。

そうやってな、真っ黒になった肺がお前さんの「業」じゃよ。

 

汚れ物が今更綺麗事ぬかすなってこった。

雑巾には雑巾の役割があるだろうが。ハンパなんだよ。

 

「誰それの為に」なんぞヌルい事抜かしてんじゃねえよ。要は手前がどうしたいかだ。

 

俺は生きてから死ぬまで、俺だけの味方だ。

 

(たかが妖怪の命を、人間が尊重してやる必要がどこにある!?に対して)

…あんたらに、たったの五分でも誇りがあるなら、分かったかもしれねえがな。

 

「HOLiC」


(自分を犠牲に人質を取り戻そうとする主人公に対して)

投げ出しちゃうのね。自分を。そんな簡単に投げ出せるモノが大切なものと交換できると思う?(中略)他にも居るでしょう? 貴方を大切に思ってるモノ。それを理解らず、自分を大切にしない。他者が傷つくのは厭うのに自分は傷つける。傷ついた貴方をみて、貴方を大切に思うモノがどう傷つくかも理解らない。



血がつながってようが、どんな関係性があろうが、アナタ以外はアナタじゃないヒト。だから、アナタが自分で考えて、自分で決めなきゃいけないのよ。誰かの都合や助言じゃなく、アナタにとって、ソレは必要なのか。

誰かに迷惑をかける。でもやりたい。それだってアナタの意思よ。それを無視して他人がこう言ったからとか、世間体とか常識とか考えて行動してたら結局やめられない。やめられるわけがない。だって「アナタ」は納得していないし、そんなんじゃ「アナタ」は「アナタ」と約束できないもの。

 

メタルギア


(慢心でミスした味方から、どうして責めないのかと聞かれて)

じゃあ、お前は俺の仲間を殺したクソ野郎だと言えばいいのか? それともお前のせいじゃないとでも言ってほしいのか?

残念だが、俺にはお前の罪悪感だか自己憐憫だかに付き合っている暇はないんだ。そんなものは自分で処理しとけ。甘えるな。

 

ボス…。あんたが正しかった。世界を変えることではなく、ありのままの世界を守るために最善を尽くすこと。他者の意思を尊重し、自らの意思を信じること。

それが…、あんたの遺志だった。

 

言葉を信じるな。言葉の持つ意味を信じるんだ。

 

ガンパレード・マーチ


助けるのではない。別に彼らに許可を得て行うわけではないからな。そう言われたら、彼らも嫌な顔をしよう。恩着せがましいことはやめるがいい。善人面は似合わぬ。悪党の真似をするのもな。我らの行動は我らが決め、我らが行う。それでよかろう。

 

好きに言わせておけばよかろう。よく調べてもいないのに他人の悪口を言うのはどうかと思うが、だからといって言論弾圧するのはもっとどうかと思うぞ。

 

「不明」


お前たちはいつでもそのように分かりやすい悪に取り付こうとする。親が、教師が、信頼する友人が、資格がこう言ったからといつでも他の誰かに責任を押し付け、すぐに思考を停止させる。

そのくせ、裏切られたときはブタのように喚き散らす。一度自分の顔を見てみるがいい。最低な自分の顔をな。

 

敬意を払うべき人間ってのを見極めるべきなんだよ。人間の人となりってのは、そいつが目下の者をどう扱うかで決まる。


 

こんなところかな。

 

全体的に自分のことを自分自身で決める。自分のために行う。汚れ物なら汚れ物としてやることやれといった感じのマッチョな価値観が見え、そういった言葉を集めていたようだ。

精神的にタフになりたいと思っていたのかもしれない。

 

しかし、最近はできないことに対して諦めの境地に達しつつあり、あんまりマッチョなことばっかり言ってもしょうがないじゃんと思うようになってきたと感じる。

 

今は名言集めはしていないが、実際やったら当時とはまた別の言葉を取り上げるのだろうな。

なんとなく自分自身の変化を感じ取った記事になった。

 

たまにはこういった過去の自分との比較も面白いかもしれない。

マスクと匂い

最近は暖かくなってきたので、昼は職場の近くのコンビニまでパンを買いに出ている。私はマスクが嫌いな人間なので、外を1人で出歩くときはマスクを毎回外している。

 

マスク生活が当たり前になってから、外でマスクを外すときに、空気中にこんなに匂いが漂っていたのかとよく気づくようになった。マスクを外す瞬間から匂いがふわっと漂ってくるのがわかる。

 

匂いを感じながら散歩するのが密かな楽しみになっている。

 

これまではそんなに匂いを認識していなかったはずなのに、やはりマスクはかなり匂いを遮断する能力があったようだ。普段匂いを感じない分、外したときに匂いに敏感になっているのだろう。

 

何の匂いなのかはよくわからない。

道端の花の匂いだったり、畑の土の匂いだったり、民家のガーデニングの匂いだったりが色々と混ざって、春の匂いとして認識されているのだろう。

他にも空気の暖かさが匂いとして認識されているところもありそう。

 

これまでも春夏秋冬それぞれの匂いや雨の匂いとかはなんとなく感じてきたけど、マスクが当たり前になることで、もっと色々な匂いがそこら中にあるのだと気づくことができたのは怪我の功名といったところか。

 

他の人ってどの程度匂いを感じてるものなのだろう。

 

散歩していると1人で歩いているだけなのに普通にマスクをした人ばかり見かける。マスクしながら花見している人も見たけど、匂いって感じられるのだろうか。
もちろん花粉症とかでマスクしてないと死ぬって人もいるのだろうけど。

 

マスクはあまりしたくはないが、匂いをより感じられるようになったのは良い影響だった。

とりあえずの空の理解

なんとなく、今現在の私の仏教における空の理解をメモしておく。

 

個人的には空とは何かと考えるより、空っぽいいくつかの設問を何個も考えるほうがいいような印象を持っている。

 


 

1. ここに一本の棒がある。これは長いか短いか。ただし、過去・未来の全世界一切の事物と比較せずに回答せよ。

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この時感じる困難さが空である。

 

2. 星が病に侵された。人々は次々と身が腫れ上がり、傷は爛れ、血が腐った。自我を失い、化け物とかした人々は同胞を襲い、病は広がり続けた。

さて、これは絶望であるか。ただし、過去・未来の全世界一切の事物と比較せずに回答せよ。

 

この時感じる困難さが空である。

 

3. 知恵を磨き、争いを絶やした星があった。肉体の不死を得て、あらゆる個体間の相互理解を果たし、全ての葛藤を消し去った。しかし、不死故に増殖し、次世代を育てる意味が消え、悲しみや苦しみを消し去った故に、生きる喜びもなく、生存する理由が無くなった。そして彼らは自らを消すシステムを作った。

さて、これは絶望であるか。ただし、過去・未来の全世界一切の事物と比較せずに回答せよ。

 

この時感じる困難さが空である。

 

4. 地球上で最も繁栄している植物は小麦であるが、人間が小麦を繁栄させたのか、はたまた小麦が人間を使って繁栄したのかどちらか。

 

この時どちらとも言えるということが空である。

 

5. 自分の体は時々刻々と細胞分裂を続け、一時として同一の状態ではないが、自己の同一性をどのように証明できるか。

 

この証明の困難さが空である。

 


 

今のところ以上のような感じで空を考えている。知らんけど。

 

いずれにしろ、何かと区別し比較することでしか、長短や、絶望や、関係や、自分を知ることはできないことを空と表現しているのかなーと感じる。

 

また、空であることを知るだけでは片手落ちで、娑婆で生きていく以上は空であるとだけ言っていられない。空である中から、自分で物語を選び取る必要があるんだろうなと思っている。

空であると知ってそのまま死ぬなら別にいらないかもしれないけど。

自分のお仕事Tips、またはいかにして書類のミルフィーユを崩していくかという話

私が仕事で直面している課題を客観視してみるために、備忘録として文章にしてみようって感じで書いてみる。


内容としては、仕事が入りまくって優先順位をつけるどころでなくなった場合は、優先順位とか効率とかを無視して、全ての書類をいったん視界から消して、1つずつやるといいかもしれないという記事。


ここから本題

先日の私の仕事場の机は散々な状態であった。
Aの書類(書きかけ)の上に、B、C、またA関連の書類、Dの書類、その上に名刺入れが広げられ、その上に机を離れている間に置かれた業者の見積書。まさに「書類のミルフィーユやー!」と叫びたい状況だった。当の私はと言うと施設の修理からようやく帰って、さて何の書類をしていたのかと思い出しながら、急速に疲れが増加しているのを感じていた。


原因

私には経験則にのっとって以下のようなルールで動いているように思う。

①後でやろうとすることは忘れる(およそ70%の確率)。よって忘れないようにするには、依頼されたらすぐにそれに取り組み、次の人の工程まで仕事を進める必要がある。

②Aの仕事の途中で、別の仕事の依頼を受けた場合は、視界に入るところに書類を置いた状態で席を立つ(視界から入らないものは記憶から消えるから)。戻ったら上にある書類から片付ける。

前の職場ではある程度自分のペースで仕事を進められたので、これで大体問題なかった。

しかし、今の職場は業務が薄く広く存在しており、申請書類を書けば、物品の管理も行い、委員会の議事録を書き、何かが壊れたら修理に向かい、業者が訪ねてくればとりあえず応対する必要がある。

書類を書いていたら、修理してくれと呼び出され、ようやく席に戻ったら業者に呼び出され、戻ったらこの仕事頼むと書類を渡され、それを片付けていたら、物品の請求で何かトラブルがあったらしく相談が来る。下手したら10分ごとに呼び出されるときすらある。

そんなわけで、片付け切れない仕事が堆積し、書類のミルフィーユが作られることになる。

 

問題

この状態の最大の問題は、作業が進んでいないのに行動エネルギーが消耗していくことだ。
何かをやろうとするときにタスクの大きさに応じて行動エネルギーを消耗して活動する。だが、書類のミルフィーユ状態においては、「さあAをやるぞ」と作業を初めても、ふとBの書類を見て「あ、こっちもやらないといけないんだった。忘れないうちに取り掛からないと」とBの書類に手をかける(エネルギー消費)。さらにBの途中にCの書類が目に入ると「そろそろCもやらないと」とCの書類に手をかける(エネルギー消費)。さらにCの途中にAをやり…、以下無限ループ。
①の特性ゆえ、後でやろうとすると忘れる恐怖があり、目に入ると強迫的に次の書類に取り掛かってしまうのだろう。

それぞれ作業が途中でぶつ切りになるわけなので、次に再開するときはそれまで何やってたか思い出す作業が必要になる。その分余計に行動エネルギーが消費され、作業は全然進まないのに行動エネルギーだけが枯渇していくという最強最悪のデバフになる。

 

これまでの失敗した対応

①メモを取る。→多少効果はあるが、後の「メモを見る」タスクが記憶から消えることも多いため根本的な解決にならず。


GTDを行う。→惜しかったが、インボックスに入れるメモを書いている途中で他の仕事が入ったり、インボックスに次々に仕事が入ってパンクしたりして最終的にグダグダになった。


③タスクを紙に書きだして、順番に1つずつ消化していく。→紙に書き出している途中で呼び出されたりして紙に書き出すこと自体が困難な時がある。

 

今回の対応

1.まずミルフィーユを「背中側」へ全て置く。机の上には事務用品以外何も置かない

大事なのは視覚に書類が入らないようにすることと、十分に広い作業スペースをとることです。目に入るからやりたくなるので、気をそらすものは物理的に視界から消しましょう。

2.ミルフィーユの上から1種類だけ書類を作業スペースに置く

作業スペースに置く書類は必ず1種類だけです。これも一緒にやったら効率いいなとか絶対に考えてはいけません。効率的とか後でまとめてとか考えた結果がミルフィーユです。どれほど非効率的に思おうが、作業スペースに書類は1種類だけしかおいてはいけません。

3.作業スペースの書類に対して、自分が何かする必要がなくなるまでアクションを行う

重要なのは今の自分にできることがなくなるまで、その書類のみに専念することです。新しく仕事を依頼されても「ちょっと今手付けてるのがあるので、後でいいですか~…」で可能な限り乗り切りましょう。どうしても駄目なときは…、仕方ないので頼まれた仕事を1番に終わらせます。ただし、その場合も作業スペースは1種類の書類だけしか置かないことを徹底しましょう。

4.上から1種類ずつやってったら期限切れの仕事が出てきた!

諦めてごめんなさいしましょう。クビにならないように祈ってください。
まじで失敗したらクビになるレベルのクリティカルな仕事を抱えているなら、仕方ないので1.の段階で選別して速攻行ってください。

 

考察

こう考えていくと、とりあえず仕事量をコントロールするのが先じゃねと思わなくもないが、「仕事量を調整する」などという超複雑なタスクをこなせるならそもそもミルフィーユなど作らないというね。

とりあえず、1つずつ1歩ずつ確実に仕事を終了させるのが大事だなーと思う今日この頃でございます。