沼メモ

FF14(槍鯖)、その他ゲームやらなんやらの話題を書きたい。

ロッキー観た(1~ファイナル)

偶然見つけてめちゃくちゃ好きになったブログがありまして。Be Power Hard Boiled (ビー・パワー・ハードボイルド)

その中で下の記事を読んでロッキーに興味がわいたので、ちまちまと1~ファイナルまでをレンタルしてみていた。ファイナルの後に記事にもあるクリードという続編があるんだけど、とりあえず「ロッキー」の名前を冠したシリーズ見た感想を書いてみる。

星条旗パンツで号泣!!ロッキーマニアも絶賛する「クリード」 (感想 ネタバレあり)

明日から真似したくなる黒人〜アポロ・クリード伝説〜

ロッキーは第一作目「ロッキー」から第六作目「ロッキー・ザ・ファイナル」まである。個々のあらすじ・登場人物などは割愛するが、全体を通した感想としては「どうしようもない人間が、どうしようもないなりに幸せをつかんでいこうとする物語」だなあと感じた。

ツイッターではこんな感じで感想書いたが、よくよく考えなおしてみると、ロッキーって最初から不屈の精神持ってたわけじゃなかったなーと反省した。

ロッキーって確かに最終的にはものすごい偉業を成し遂げるんだけど、最初から英雄みたいな人間じゃなくて、むしろどうしようもなくダメな面があるように思える。

1作目では才能あるのに見合った努力を怠り、高利貸しの取立屋やって日銭を稼いでる。2-4作目は過去の成功から調子に乗って、無茶な金の使い方をしようとする。負けた相手へのリベンジのためカリフォルニアまで練習に行ったのに、負ける恐怖から「今日は気が乗らない、明日から練習する」みたいなことを言って説教をくらう。過去の栄光を取り戻すため、弟子の育成に精を出し過ぎて、家族をないがしろにしてしまう。

そんな感じで最終的には奮起して偉業を成し遂げるが、最初からすごい人として描かれてるわけではないし、むしろ不屈の精神を得るのは、周りの人々の存在あってこそなんだよね。

そんなどうしようない人間が、それでもどうしようもないなりに、自分の証明のため、家族のため何度でも立ち上がり戦って、幸せをつかんでいこうとする姿勢に感動したんだろうなーと今は思う。

そしてファイナル。

ロッキー58歳。妻に先立たれ、息子も家を出たロッキーは飲食店を経営し、そこで経験談などを聞かせて生活していた。

しかし、ボクサーとしての自分を捨てては生きられなかったのか、58歳にしてプロライセンスを再び取得する。

現役の世界チャンピオンとエキシビジョンマッチをすることになったロッキー。当初は過去の偉人と現在のチャンピオンを戦わせるお遊びと世間から揶揄されていたが、老体ながらも厳しいトレーニングを積んだロッキーは意外にも善戦する。

なんていうか、老いた人間の老いない情熱みたいなものを感じた。老いて、孤独になって、いろんなものをなくしてしまった人間が、それでもなくせない何かを胸に抱いて、戦い続けることの潔さが気持ちいい。

これから続編のクリードも観てみる。評判いいみたいですごく楽しみ。観たらまた感想書くかも。