沼メモ

FF14(槍鯖)、その他ゲームやらなんやらの話題を書きたい。

ゆゆゆ見た

先日アマゾンプライムに加入した。アマゾンビデオにどんなのあるか見てたところ「結城友奈は勇者である」と、2期の「結城友奈は勇者である-鷲尾須美の章-/-勇者の章-」があった。

結城友奈は勇者である」(以下ゆゆゆ)はリアルタイム視聴で流し見してたが、2期が面白かったのでプライムビデオで観なおしてみた。

以下ネタバレ含まれるかもしれないので注意。

ゆゆゆは近未来、四国を舞台にして、勇者と呼ばれる少女たちが人類の敵「バーテックス」と戦うという話。

…字面にするとなんだこれって感じだが、改めて観ると熱くグッとくる展開があり、結構好きになった。

結城

時は神世紀300年の四国。讃州中学校に通う4人の少女、結城友奈、東郷美森、犬吠埼風、犬吠埼樹は勇者部に所属していた。

普段はボランティア活動のようなことをしていたが、ある日を境にバーテックスを倒す勇者という、魔法少女みたいなやつとして選ばれる。

実は部長の犬吠埼風は大赦と呼ばれる組織から、秘密裏に勇者を集める任務を受けていた。

事前の検査で適性があった5人は勇者として選ばれた。そして、事前説明もないまま地獄のOJTに向かう…

かと思いきや、意外とそんなこともなく、あっさりと最初のバーテックスを倒してしまうのであった。後日加入する三好夏凜も加えた5人でバーテックスとの戦いを継続していく勇者部はどんな運命をたどるのか…?といったあらすじ。

ゆゆゆ全体の見どころとしては、主人公:結城友奈の漢気のインフレ具合を挙げたい。

物語序盤から周りを気に掛けて元気づけるような超絶天使だが、物語が進むにつれてそこに漢気がプラスされ凄まじい勢いでインフレしていく。

例えば初めての戦闘におびえる東郷を守るため、敵の攻撃を一身に受け止める。または皆がある事情で攻撃をためらう中、自分が率先して攻撃を行う。絶望的な状況でも前を見据え、突貫していく姿勢はロッキーを彷彿させた。

そして最終話。強大な敵を前にみずからの体がぼろぼろになるのもいとわず、根性で向かっていくところで漢気がストップ高を記録する。

また最終話終盤の劇の友奈のセリフはロッキー・ザ・ファイナルでロッキーが息子へ言った「どんなに辛くても前へ進め、自分を信じなきゃ人生じゃなくなる」といったセリフとセットできいてほしい。

また、個人的にグッと来たのが終盤においてヤンデレと化した東郷を殴って制止させるところ。

「戦い続けることでいずれ自分のことを忘れてしまう」と叫ぶ東郷に対して

「そんなこと絶対ない!根性で覚えてる!」と言い返す。

暴走する東郷を殴りつけ、抱きしめ「絶対に忘れない!」と力強く言い放つ。全く根拠はないが、東郷も納得するしかないのだった。

拳は時として言葉よりも雄弁と観る者に教えてくれる。たとえ大した根拠がなかったとしてもだ!

もちろんほかの勇者部メンバーにもそれぞれにぐっとくる場面がある。

物語以前に2年間の記憶をなくし、足の機能も失うというハンディを背負っても、友奈との交流を通じて、勇者部の頭脳ともいえるほどになった東郷三森。

自分が勇者部を集めたことで、過酷な運命に巻き込んでしまったことに葛藤し、みずからを追い詰めていく犬吠埼風。

勇者になったことで残酷な運命に巻き込まれたと知りながら、「勇者部に入らなければみんなと会えなかった」と姉を励ました犬吠埼樹。

終盤においてピンチの仲間を守るため、自分を犠牲にして多大な戦果を上げ続けた三好夏凜。

序盤から中盤の日常回もいろんな意味で重要となり、目が離せない。

現在、第2期である鷲尾須美の章/勇者の章が放送されている。

このサイトによるとおすすめ視聴順は以下の通り。

鷲尾1話→結城1話、2話→鷲尾2話→結城3話、4話→鷲尾3話、4話→結城5話、6話、7話→鷲尾5話、6話→結城8話以降→勇者の章

無論、普通に1期から見ていっても楽しめるが、参考までに。

漢気にむせたい人にはおすすめ。