バーチャルマーケット2というイベントがVRChatというゲーム内で開催された。パラパラと見て回ってきたので感想など。
VRChatはオンラインで多人数とコミュニケーション可能なソーシャルVRサービスとか言われている。私はやったことないのでわからないが、昔流行ったセカンドライフみたいなものらしい。
ユーザーが自分でワールドを作成したり、アバターを自作して使用したり、試着をしたりできる。
そんなわけで、自作のアバターや3Dの小物類を展示して販売してみようと流れが生まれ、バーチャルマーケットが開催された。バーチャル上のコミックマーケットみたいな印象。今回は「2」となっているように、2回目の開催になる。
とりあえず動画を見ればどんな感じかわかると思われ。
紹介するのに3時間超の動画載せるやつ~
ちょっと全体をうまく載せてて手短な動画が見つけられなかった…。
今回は企業の協賛なども多数得ており、前回よりもだいぶ規模が大きくなっており、400?くらいのブースがあるらしい。
バチャマケ2は入り口のエントランスワールドのほか、そこから入れる「バーチャルミュージアム」「Future Terminal」「異世界マルシェ」「モクリバザール」「絢爛博覧会」のワールドに会場が分かれている。
エントランス
■コミケ感が楽しい
とにかくイベント感が楽しい。コミケのようにその場で買うことはできないものの(アバターの試着は可能なことが多い)、いろいろなブースを直接回り、じっくり見るのはやはり面白い。まさにコミケの感覚。あの感じが好きな人は結構はまりそう。VIVEやOculusなどのVRデバイス使えば臨場感もめちゃくちゃあってより楽しい。
しかもオンライン上のイベントなので、家にいながら参加可能。疲れたら好きに休憩できるし、そういった意味では手軽に見に行ける。ただし、後述するように見に行く環境を整えるのには結構金がかかる。
■ワールドがすごい
エントランス含めて6つの会場が使われているが、どれもがきれいだし、面白い仕掛けが仕込まれていたりして面白い。特に、動画の1:47:00あたりから始まる「アルテマ音楽祭」というイベントの再現はとてもきれいで好き。これぞVR空間といった感じで感動した。
上が異世界マルシェ、下が絢爛博覧会
試着したアバターに、小物を合わせているところ。展示されているアバターや小物をとりあえず合わせてみてから購入を検討できる。
非常に面白い試みで、テンション上がっていたが、今後に期待したい点もいくつかあった。
■VRChat内で直接は買えない
そもそも決済手段が実装されていないため、直接の購入は不可能。気に入ったものがあったら別途ネット上で検索等して購入することになる。このひと手間が解消されればさらに財布の口が緩んでしまうことだろう。
■行くのにハードルが高い
まず要求されるスペックがそこそこ高い。VRデバイスは必須ではないが、デスクトップで遊ぶにしてもグラフィックボードを積んだいわゆるゲーミングPCでないと快適に遊ぶことは難しい。またワールドに行くにはワールドのデータをダウンロードする必要がある。前回よりもだいぶ軽くなったらしいが、それでも200~300MBほどあり、回線の状態もそこそこよくないとロード時間が結構取られたりする。
開催期間は終わったしまったものの、調整後に誰でも会場に入れるようにする予定とのことなので、また気が向いたら行ってみたい。すでにバチャマケ3を開催することも決定した様子。
まだまだ課題はあるとは思うが、こういう未来を感じられるイベントは単純にわくわくして楽しい。また追っていきたい。