沼メモ

FF14(槍鯖)、その他ゲームやらなんやらの話題を書きたい。

ノベルゲー Butterfly Soup(バタフライ・スープ) 感想

「寝っ転がってPCノベルゲームやったら色々はかどるんじゃないか!?」という発想のもと、冬頃にSurfaceを買っていたのだが、ノベルゲームをやるモチベが突如消滅してしまい結局持て余していた。しかし最近Butterfly Soup(公式サイト)というノベルゲームを見つけたのでやってみた。ボリュームはそんなになく、半日もあればやれるかなといったところ。

舞台はアメリカがカリフォルニア州オークランド。4人のアジア系アメリカ人の少女が主な登場人物。百合界隈ではそこそこ有名なゲームらしい。アメリカ産ノベルゲームだが、日本語も対応しており、違和感などは全く感じなかったし、ジョークなども普通に笑えた。

スクリーンショット (9)

主人公4人。それぞれに家庭環境に難があったり、自分がレズビアンであることに戸惑ったりする。しかし、深刻になりすぎることなく、すっきりした読後感を味わえた。むしろあっさりしすぎており、もっと4人の掛け合いを楽しみたかったなーという気持ちになった。個人的に好きな物語の条件として、「こいつらのその後をもっと見たい」という感情になることは結構重要だったりする。それだけキャラクターが魅力的でバランスがよかった。

スクリーンショット (7)

物語の主軸となる2人、ミンソとディーヤ。ミンソが好きだと自覚するディーヤの過程や、ミンソとディーヤの出会いのエピソードとか好き。

スクリーンショット (5)

親との関係に難があるノエルが、親としてどういう資質が必要かを話している様子。こういった重いテーマも深刻になりすぎず描写している。今の自分には子供を作るなど想像もできないが、子供にとってよい親とは何なのかねといった感想をもった。完璧な親になる必要はないし、そもそも完璧な親とはどういうものかもよくわからんが、うーん難しい問題だわ。

スクリーンショット (4)

意味不明すぎるテンションで笑った。アカーシャは三枚目役だが、その実単に能天気なだけじゃないところが面白い。

ボリュームは少ないながら、キャラクターの魅力が詰まりまくったゲームだった。自分で払える金額を払って買うスタイルで無料でもプレイ可能。こういう感じのノベルゲームを探してみたい。