デスストランディングにはまったことで一時中断していたmoonをラストまでやったので感想など。
とりあえず、謎解きが難しかった…。普通に攻略サイト見てしまった。
花火の順番とか、エレベーターの階とか全然気づかなかったわ。
近年の新設設計に慣れてしまうと、このレベルの謎解きは厳しかったなー。昔のゲーム特有の不便さかと感じた。
そんな難易度高めだったり、細かいところで不便さを感じるゲームだったが、心に残る演出が光ったゲームだった。
以下ラストのネタバレあり
謎解きがむずすぎたこともあって、ゲームの後半は淡々と進んでいたのだが、終盤の、ロケットで月に行くところからの演出はとても心に残った。
まず花火師が宇宙まで打ちあがるような花火を作って救ってくれたところ。苦労していたのにめちゃ立派な花火を打ち上げやがった!
その後、苦労して行きついた月には、自分が今まで救出してきた生物(?)たちがいて「お前らこんなところにいたのかー!」と結構感動した。
月の女王はmoonの世界を救うため、現実に繋がる扉を開けてほしいという。主人公は月の女王に言われるまま扉を開けようとするが、なぜか扉は開かなかった。
そうこうしているうちに勇者が来てしまい、救出してきた生物を皆殺しにして女王を殺して、自分も殺されて…。
すべてはゲームのプログラムに記述されたとおりに動いているようだった。
主人公が倒されると、「ゲームしてないで早く寝なさい」と母親の声が聞こえて、この画面になった。
俺は当然コンティニューを押した。あの後どうなったのか? moonの住人をどうにかしたい気持ちだった。
そして、主人公はテレビに吸い込まれ、画面は懐かしの砂嵐状態となり何も進行しなくなってしまった。
最初はフリーズしたか?と思っていたが、どうやら俺はバッドエンドを選んでしまったようだった。
コンティニューしてゲームに戻ったところで、永遠に同じ結末になるということらしかった。つまりあいつらを救うことはできない。ゲームはプログラム通りにしか動かない。
ではどうすればいいのか?
そういえば月の女王が倒されたときこう言っていた。
「扉を開けて」
俺に託されたのはゲームを続けることではなく、扉を開けることだったのだ。
NOを選ぶと、ゲームを離れ、部屋の扉へ向かう。
現実の扉を開けた時、月の扉も同時に開き、ゲームの住人がリアルワールドに飛び出してくるような演出でmoonは終わった。
自分が助けてきたやつらが皆殺しにされ、どうにかしようと思ってゲームをコンティニューしても意味はない。
ゲームを離れて扉を開けることで、ようやく自分の願いを叶えることができるというこの流れはかなり心に残った。
これを発売当時にやっていたら、自分に相当影響を与えうるゲームになっていたと思う。
そのぐらいのインパクトがあった。
現代の新設設計と比べると、いろいろ不便でやりにくいゲームだとは思うけど、一度やってみるとキャラクターに愛着が湧くし、いいゲームだと思った。