沼メモ

FF14(槍鯖)、その他ゲームやらなんやらの話題を書きたい。

違う世界を見ていると感じた話

「違う世界」と書くと経済格差みたいなイメージがあるかもしれないが、そういうのではなくて、医療従事者と一般人の見ている世界の話。

 

私は現在某公立病院で事務をしている。公立病院と言っても小さい病院なので、事務も看護師の小間使いみたいな仕事をしている。ある時病室のカーテン交換を依頼された。当時は配属されたてて特に何の警戒もせずにカーテンを変えてそのまま部屋を出た。

 

事務室に連絡することがあったので、病室から出て、そのまま電話をかけようとしたところ、師長から「そのまま触ると電話が汚染されるよ」と注意をいただいた。その時「ああ、この人には菌が見えているんだなー」と感じた。幸いなことにこれまで大きな病気になることがなく、最近とかウイルスを意識することがなかった。まさに「見ている世界が違う」状態だった。

 

その時の私には菌が見えていなかった。もちろん単純な知識としてなら細菌やウイルスというものが存在していることは知っているが、どこにいるのか、どの程度存在しているのか、その存在を感じることはなかった。

 

医療従事者なので当然そういった訓練を受けているのだろう。師長には手に菌が付いていると感じることができていた。世界の見え方が違うというのはこういうことなのだと実感した。

今回は医療従事者と自分の世界の話だったが、人の経験によってそれぞれ無数に違う世界を見ているのだろう。

 

現在は少しばかり知識も入ったり、コロナウイルスの影響もあって、多少なりとも気を付けるようにした結果、この行動はウイルス感染のリスクが高そうとか思うようになってきた。見える世界がそれぞれ違うこと、見える世界が以前と変化していることが感覚でわかる体験であった。