仕事帰りに月が見えた。十五夜の上に完璧に晴れ渡っており、かなり綺麗に月が出ている。
ふと月見がしたいと思った。
軽く調べたら岐阜に「月見の森」という場所があるようで、あまりにもおあつらえ向きなため、ここに向かうことにする。
すっかり日が落ちたころに着いたが、人がいないうえに本当に暗い。山の中に入っていくため、月明かりも届かず、スマホの明かりをつけても数メートル先ほどまでしか照らせない。そのうえ、入口の看板には熊注意の文字が…。
クマよけグッズも何もなく、人もなく、スマホ以外の明かりもなし。さすがにこの状態で山へ入っていくのは怖すぎたので、今日は中までは入らず、駐車場で月を見て我慢した。
このまま家にまっすぐ帰るのも癪だったので、面白そうなところ探しながら下道でゆっくり帰った。
池の後ろの学校
夜の学校って怖さと神秘さが共存しているような気がする。風もほとんどなくきれいな水鏡が撮れた。
夜の団地
団地ってなんか好き。窓明かりが点いてるのを見ると、「ああ、生きてる人間がいるんだなー」とわびさびを感じる。明かりがフッと消える瞬間などに立ち会うと、「アアアアッッ!!明かりが消えた!!好き!!」と内心結構興奮してしまう。これから寝るのかなー、何か会話しているのかなーとか色々想像してしまう。
近所
最後は結局近所の公園に行った。満月の明るさを一番感じられた。月明かりでできる影ってなんかいい。
久しぶりに夜の散策して満足した。月見の森はまたそのうちリベンジしたい。