私がブログを書く理由について記録してみたいと思う。
理由って言っても一言で言えば楽しいからなんだけど。
・ブログを始めたきっかけ
直接のきっかけは、ある同人誌でブログを勧めていたからやってみたというものだった。
影響を受けた同人誌はkonelというサークルのkonel.mag ISSUE05
その中でクリエイターがブログを書くことが勧められていた。私自身は何かのクリエイターというわけではなかったが、以下の文章が心に残った。
今ブログについて考えていられるのは、数年前に出会ったある人のブログを読んだからだ。彼は、まさに自分の内面と向き合い、文章にしていた。こんな世界もあるのかと衝撃を受けた。心の内を覗いてしまったようで、柄にもなくドキドキとしたのを覚えている。(p.25)
この「自分の内面と向き合い、文章にしていた」というのが、自分もやってみたら面白そうと特に思って始めてみたのだった。それ以外に友人のブログが面白かったっているのもあったしね。
・ブログである理由
さて、単に文章や記録を残すのであれば、オフラインの日記やそれこそ「チラシの裏」にでも書けばいいはずだ。それこそ上記の自分の内面と向き合い、文章にするのだって日記帳でいいだろう。なぜブログなんだろう?
まあ、端的に言ってしまえば反応が欲しいからということになる。
こう書いてしまうとなんだかかまってちゃんみたいに見えてしまうから、あんまり反応が欲しいとは言いたくはないんだけど、ネットに上げる以上この欲求について無視はできない。
ただ、反応が欲しいつっても政治やらポリコレやら油がぐつぐつしているような話題のところに、水をぶっかけるような話を書いて反応を得たいわけじゃない。
もっと緩やかでぽつぽつした反応でいい。すなわちボトルメールに返信が来るような感じだ。
・記事の分類
私が書く記事は大きく3つに分けられる。誰かと共有したいこと、自分のためだけに書いてること、ボトルメールの3つだ。
誰かと共有したいことは、ゲーム友達とか遊んだ人とかとの記録を付けるもの。私視点はこんな感じだったよーみたいな、友人に見られることを前提にした記事になる。最近あんまり書けていない。
自分のためだけに書いてることは、自分が考えたことや書き残しておきたいことを書いておくもの。今の自分だけが分かればいいので、他人から見て意味不明でも構わない。書いてもツイッターに上げないし、ブログに出ない下書きだけで終わることも多い。
ボトルメールは上2つの中間くらいな感じ。特定の誰かに見られることを前提にはしないが、誰かが見て反応してくれたらいいなというもの。自分の考えや感じたことを入れてはいるけど、会ったことのない人にもある程度前提が分かるように書く。そういった文章を電子の海に投げ込むイメージでいる。電子の大海からもしかしたら誰か拾いだして反応してくれるかもと少しだけ期待してブログに出す。
どの記事がどれというわけではなく、スペクトルのように分布してはいるものの大体こんな感じ。
私がもっぱらブログに書くのはボトルメールの文章だ。
誰かに共感してほしい気がするけど、誰に宛てるものでもない。自分一人だけで完結するものだけど、誰かに見てほしい。もしかしたらまだ見ぬ誰かの役に立つかもしれない。そういうものをブログというボトルに詰めてネットの大海へ投げ入れる。そしてたまに誰かから反応があるとうれしい。
意識しているのは徹頭徹尾自分だけのことを書くことだ。自分が感じたこと、自分が思ったこと、自分が得たもの、自分が見ている世界。それを書いてボトルメールにするから反応もらった時にうれしい。
(まあ、実際にはこれ書いたら不快に思う人いるかもなーと思って出せてないものもあったりするんだけど…。そこはネットなのでね…。)
誰かに届けばいいなーってほんの少しだけ期待して出した文章に反応がもらえると、ああ、誰かに確かに届いたんだなってうれしくなるよ。すごいうれしい。
なお、誰かに喜ばれることを明確に意識した「役に立つ」文章を書いて、その誰かに反応してもらっても、自分のボトルメール文章的にはあまり意味がない。そういうのに需要があることは当然だし、自分もそういう役に立つ記事に助けられているところもあるけど、今更自分がやってもしょうがないだろうし、楽しくない。そういうのは仕事でやっていればよい。
・自分のブログ読むの楽しい
あと、ある程度文章が溜まってきて、たまに過去の文章読むのがめちゃくちゃ楽しい。これは実感を持って言える。人によると思うけど、この楽しさのためにブログ書いてるところもある。いや、本当に楽しいんだよ!。
それから、たまに他のブログの文体とかを真似て記事を作ってみるのも面白い。最近はあまりやってないけど、初期の記事とか見返すと他のブログ記事を真似て作ったのが分かって面白い。また人の真似した記事を作ってみたいな。
こんなところかな。
今後も人の役に立つとかそういうことを考えない、自分だけの記事をボトルメールに詰めて書いてみたいと思う。