最近は暖かくなってきたので、昼は職場の近くのコンビニまでパンを買いに出ている。私はマスクが嫌いな人間なので、外を1人で出歩くときはマスクを毎回外している。
マスク生活が当たり前になってから、外でマスクを外すときに、空気中にこんなに匂いが漂っていたのかとよく気づくようになった。マスクを外す瞬間から匂いがふわっと漂ってくるのがわかる。
匂いを感じながら散歩するのが密かな楽しみになっている。
これまではそんなに匂いを認識していなかったはずなのに、やはりマスクはかなり匂いを遮断する能力があったようだ。普段匂いを感じない分、外したときに匂いに敏感になっているのだろう。
何の匂いなのかはよくわからない。
道端の花の匂いだったり、畑の土の匂いだったり、民家のガーデニングの匂いだったりが色々と混ざって、春の匂いとして認識されているのだろう。
他にも空気の暖かさが匂いとして認識されているところもありそう。
これまでも春夏秋冬それぞれの匂いや雨の匂いとかはなんとなく感じてきたけど、マスクが当たり前になることで、もっと色々な匂いがそこら中にあるのだと気づくことができたのは怪我の功名といったところか。
他の人ってどの程度匂いを感じてるものなのだろう。
散歩していると1人で歩いているだけなのに普通にマスクをした人ばかり見かける。マスクしながら花見している人も見たけど、匂いって感じられるのだろうか。
もちろん花粉症とかでマスクしてないと死ぬって人もいるのだろうけど。
マスクはあまりしたくはないが、匂いをより感じられるようになったのは良い影響だった。