沼メモ

FF14(槍鯖)、その他ゲームやらなんやらの話題を書きたい。

謙虚・尊敬・信頼を伝える言葉遣いはどういうものか?

自分が見聞きした中で、「この言い回しいい感じだなー」と思った言い方をまとめたり、悪い例をみてどう言えばよかったか考える記事。

 

俺の人生の中でも特に面白いと思える本のうちの一つに、「Team GeekGoogleギークたちはいかにしてチームを作るのか」がある。

本書では主にITエンジニアがどのようにチームメンバーとコミュニケーションすればいいかを論じているのだが、帯に「ギークでなくても本書のアドバイスはよむ価値がある。」とあるように、コミュニケーション一般に適用できるようないろはが書かれている。

 

本書で大切にされているのが、タイトルの謙虚(Humility)・尊敬(Respect)・信頼(Trust)で縮めてHRT(ハート)の原則ともいう。

 

世の中のことは伝え方9割などとも言いまして、伝え方ひとつで大分相手の反応が変わっていくもの。自分が見聞きした中でHRTが感じられる、いい言い回しだなーと思ったものやアンチパターンを記録してみる。随時更新。

 

とりあえず、本書でアンチパターンとして挙げられているものから

 

  • 1.相手が間違ったやり方をしている場合の指摘

    

”「このメソッドの制御フローは完全に間違ってますよ。みんなが使ってる標準的なxyzzyコードパターンを使うべきです」などと言ってはいけない

(中略)

”同じことをもっとうまく伝えるには、「この部分の制御フローがよくわからないのですが、xyzzyコードパターンを使えば読みやすくなるでしょうか?」にすればいい。相手に対する疑問ではなく、自分の疑問として謙虚に聞くのである。相手が間違っているのではなく、自分が理解できないだけであることを強調する。”

 

FF14的に言えば制御フローやコードパターンをスキル回しやギミックに読み替えれば多分ニュアンスとしてあってると思う。

要は、相手に防御的な反応をさせないようにすることなのだと思う。人間「間違っている」と言われたら、防御的になって感情的な反応を起こす。ついでに言えば、「自分が正しい」という態度は鼻につく。その辺をうまく抑えながら相手に伝えるのが必要ということだろう。

 

  • 2.Whyを聞きたいときはWhatで聞く

どっかのネット記事で見た話。

「なぜ(どうして)、そういうことをしたの?」という問いは往々にして「そんなことしてんじゃねーよ、くそ野郎」という意味に捉えらやすいので、本当に原因を知りたい場合は「それをした理由は何かあったの?」にするといい感じになりやすい(原因とかどうでもよくて、相手を問い詰めてやりたい場合は別だが)。

 

  • 3.誰かが言っていたことにする

相手が明らかに間違っていた時に、自分の知識を率直に伝えると角が立つことがある。誰も自分が間違っていたなんて思いたくない。自分の間違いを素直に受け止められることは美徳とは思うが、間違いを指摘されると「人間性が否定された」みたいに受け止めてしまう人もままいる。また、自分が知識を持っていることを前面に出すと知識をひけらかしているように感じられる可能性もある。

そういう時は自分の知識としてではなく、ここにいない誰か、例えば架空のフレンドを作って、その人が言っていたことにするといい感じになりそう。

 

「私のフレンドが、ここではこうするといいと言っていたよ!」

 

一応FF14内で使ってみた結果としては、スキルの仕様を勘違いしていた人にこの方法で上手く伝えられた。

ただ、所詮1例だけの話だし、話を聞かない人はどうやっても聞かないかも…。

 

  • 4.困ってそうな人がいたら「大丈夫?」じゃなくて「何か困ってる?」と聞いてみる。

この漫画

 

「大丈夫?」というと色々な思考が駆け巡ってパンクした結果、オウム返しで「大丈夫」と答えてしまいがち。「困ってる?」と聞くと、具体的な困りごとを話してくれる可能性が上がる。

 

現時点では以上となる。

なんとなく書き始めてみたが具体例は結局3つしか思い浮かばなかった。私の人生経験のなさが露呈している気がする…。

 

これ見た人にはHRTを基にしたいい感じの言い回しがあったら是非教えてほしい。