沼メモ

FF14(槍鯖)、その他ゲームやらなんやらの話題を書きたい。

エースコンバット7楽しかった

あれは小学生だったか中学生だったか、それくらいの時期に兄があるゲームを買ってきた。

兄がやっているのを後ろで見ていると飛行機を自分で操作して、敵を倒していくようなゲームだった。正直兄はゲームが上手いとは言えない。ふらふらと飛んでいる飛行機を自分だったらもっとうまく操作できると感じて、兄から借りてそのゲームに手を付けた。それがエースコンバットとの出会いだった。

それから10数年後の現在、私はエースコンバット7をプレイしている。これまでにやったのは5→0→AH→3D→INFだった。6はXbox持ってなかったのでやっていない。今回の感想はシリーズ経験者としての感想となる。

以下ネタバレ注意


■難易度

難易度はかなり難しいと感じた。シリーズをある程度やってきて、それなりにエースコンバットの作法を知っていると自負しているが、敵が大量にわいてくる終盤になってくると、ミサイルの警告音が鳴りやまず、少し油断するとあっさりやられてしまうこともあった。。また制限時間があるミッションではかなり時間がシビアで、残り数秒でようやく目標達成したということも何回かあった。それこそシリーズ初見の人がやったらかなり難しく感じるのではないだろうか。チュートリアルミッションみたいなのもないしね。

ただ、今作にはミッション中にいくつかチェックポイントが設置されており、撃墜されてもチャックポイントから復活できるため、そこは便利になっていた。何回やられても最初からにはならないため、ある程度安心してトライ&エラーできる。

■ストーリー

最初にやったときは、一定の満足度はあったものの、なんかすっきりしない感覚を味わった。理由を考えてみると、エスコン5と比較してしまったからなんだろうと思う。

エスコン5は仲間と一緒に飛ぶというところが注力されており、編隊員の人物描写が豊富で、編隊の掛け合いが大きな魅力であった。

対してエスコン7はストーリーの都合上、部隊をいくつか移っていく。PVの段階では懲罰部隊の面々とずっと行動を共にすると思っていたが、エイブリルの働きかけもあり、中盤でぽっと出てきた部隊に転属となる。懲罰部隊のカウントとは共に転属してその後も行動を共にするが、カウント以外の懲罰部隊の面々もなかなか面白い奴らだったので、そいつらが中盤で離脱して、あとは無線とムービーのみの出演っていうのがちょっと残念だった。

ただ、こういった記事→「通達:『エースコンバット7』はある僚機の成長物語である件について」などをみて2週目以降をやってみると、カウントやワイズマンにも愛着がわいてくるようになった。

でもなー…、やっぱり何というか人物の魅力がわかりにくくなっている気がする。ミハイとかローザとか他の面々も、2週目で無線をきっちり聞いたり、考察や解説を聞いたりしないと、どうしてそんな行動をとったのか今いち分からないみたいな場面があった。自分の読解力がないだけかもしれないが。

なんか最初に不満足なところ書いてしまったが、全体としてはエースコンバットらしさが溢れており面白い。引き込まれる導入、エースとなっていく自分自身、不利な状況からの逆転劇、敵エースとの戦闘、入り乱れる無線、終盤の熱い展開。音楽も相まって、「うおー!!!!」とたぎる場面が何度も訪れる。自分がエースとなって敵を倒していく感覚はやはりエースコンバットといったところ。終盤にかけての盛り上がりはやばい。敵エースとの一騎討ちも楽しかったなー。

最後のすべてが終わった時のいくばくかの寂寥感もいい。「ああ…、終わってしまった」という感覚をと久しぶりに感じた。

■音楽

最高。聞いて。Archangeが好き。それ以外も好き。

マルチプレイ

今のところデスマッチしかなく、戦略性もあまり感じられず、ハマれなかったかなーといったところ。ひたすら強化したミサイルをぶっぱするのが安定なのかな。うまい人だと無誘導の直線攻撃兵器とかで攻撃するんだろうが、そこまで上手いわけではないので、なかなか当たらない。協力ミッションも追加されるとの噂があるため、実装されたらやってみようかな。

VR

本作にはVRで機体操縦できるモードがある。VRモードではコックピット視点で、周りを見渡しながら操縦する。ものすごく機体を操縦しているという実感がすごかった。さすがVR。ぐるぐると回る敵の機体を見ながら相手の後ろをとって、ミサイルを撃つ。一連の動作を行うだけでとても興奮できる。酔いに関しては、自分は1時間やっても全く酔わなかったが個人差が大きい部分なのであまり参考にはならないか。

現状、3ミッションだけというのが本当に惜しい。追加ミッションあるらしいが、それでもそこまでのボリュームにはならないだろう。さらに演出面を強化してぜひ一つのゲームとして出してほしいところ。


以上、つらつらと書いてみたが、シリーズファンからするとまさにエースコンバットの神髄を発揮したゲームだと感じた。難易度はそこそこ高いが、死にゲーと割り切ればそれなりにやりごたえあると思うし、自分がエースになって褒められまくる体験をしたい人にはうってつけではないか。