オフラインゲームやりたい衝動に駆られ、ゲームを探していた。ツイッターなどで返校というインディーズのホラーゲームが人気らしくスイッチ版も1,200円くらいで出ていたためそれを買ってみた。
舞台は1960年代の台湾。高校2年生のウェイが授業中居眠りをしていると、外は暗くなっており、なぜか周りの生徒たちもいなくなっていた。帰ろうとしたウェイは途中で、こちらもなぜか椅子に座って気絶している3年生のレイと会い、一緒に帰ろうとする。しかし、学校の前の川が血のように真っ赤に染まり橋は落ちていた。そのうち怨霊も出てきて、はたしてこの学校から無事脱出できるのかといったストーリー。
ボリューム自体はそこまで大きくはなく、多少迷いながらでも大体6時間くらいでクリアできた。
以下ネタバレありクリア感想
このゲームは台湾の白色テロと呼ばれる戒厳時期を歴史背景として作られているみたい。あまり歴史には強くないのだが、こういったゲームを通して歴史を知れたのはよかったように思う。
【参考ブログ】
ただゲームのストーリー自体はあんまり私の好みではなかったかなー。やっぱり辛気臭いねん。
エンディングは2通り?あってBADとTRUEって言われてるけど、正直どっちもBADエンドで見方が違うだけな気がする。
どっちのエンドでも、結局レイは密告した罪悪感か何かから自殺して成仏してないし、ウェイは投獄されておっさんになるまで出ることはできなかった。
この2人が学校に戻ってくることが「返校」ってことなんだろうと思ったけど、どっちにしろ後味悪いなーという感想。
レイもなー…。密告したこと後悔するんだったら、責任とって政治活動とかするくらいの根性を見せてほしい。嫉妬に狂って密告した挙句、罪悪感から自殺とかなー…。辛気臭いのは苦手だ。
とはいったものの、ゲームのコンセプトとして白色テロ時代の悲劇を描くっていうのも多分あるんだろうから仕方ない所ではあるのだろう。
当時の台湾でも密告によって罪状でっち上げられて、投獄されるといったクソみたいな状況はあったんだろうし、もしかしたらこのゲームのようなこともあったのかもしれない。
ホラーゲームとしてはあんまり音で驚かせる系はなかったように思う(個人差が多分にあるとは思うが)。どちらかというと雰囲気でじわじわ恐怖出していくタイプかも。
ただ後半に行くにつれて謎解きが主になっていき、ホラゲー要素は薄れていく。ある意味簡単にはなっていくと思う。
値段もそんなに高くはないし、ボリュームも多くはないのでさくっと楽しめると思う。
今までインディーズゲームはあんまりやらなかったが、今後はそっちも視野に入れてみたい。