沼メモ

FF14(槍鯖)、その他ゲームやらなんやらの話題を書きたい。

The Last of Us Part II 感想3 復讐の終わり

例のごとくネタバレ満載なので注意。

 

例えばキャンプに行って、しとしとと雨がずっと降ってて、自分はテントの中で雨の音をじっと聞いているような。でも最後は雨の音が止んで、晴れ間が見えたような。ラスアス2が終わったときに覚えたのはそんな感覚だった。

 

起きていても追いかけてくる悪夢を終わらせるため、エリーは再び復讐の旅にでる。
そろそろ終盤。久しぶりにエリーを操作できるかなと思っていたが、最初に操作するのはアビーだった。もしかして正主人公ってアビーになるのか…。

 

エリーとのタイマン後、アビーとレブが向かったのは、ファイアフライがまだ活動していると噂のサンタバーバラファイアフライ自体は既にいなかったが、本拠地と通信をとることができた。早速向かおうとするアビーらだったが、現地の無法者集団に襲撃され拘束されてしまうのだった。

 


 

ここでようやくエリーに操作が移る。

 

アビーを追ってサンタバーバラへ来たエリー。
道中、無法者集団に襲撃され傷を負うも、不死身かと思うようなバイタリティで突き進んでいく。

 

どうやらアビーは脱走しようとして捕まり、磔にされているらしい。

エリーは満身創痍のなか浜辺へ向かい、こちらも満身創痍のアビーとレブを開放する。

出会い頭にいきなり殺すことはしなかった。半死半生なアビーの姿に面食らってしまったのか、ほとんど抵抗しない奴をいきなり殺しても復讐にならないと思ったのかは分からない。

 

アビーたちはそのまま近くのボートへ向かい、脱出を試みる。
余談だが、この浜辺がタイトル画面の場所になってるんだけど、こういう終盤の場所がタイトル画面になってて、進めると内容が分かるみたいなの好き。

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エリーは途中までただ付いていくだけだったが、ボートに手をかけたところでジョエルの死に顔が脳裏に浮かぶ。
「行かすわけにはいかない」

 

今度はエリー側の視点で、アビーとの一騎打ちに挑む。

 

この一騎打ち、なかなかに辛いものがある。よく見知った敵を殺すのは難しい。ましてや子供を守ろうとする人間ならなおさらだ。
何とか殺す以外の道が開かないかと、とどめを刺すボタンをなかなか押せなかった。
それでも押さないと進まないのだからしょうがない。

 

最後のボタンを押す。
エリーがアビーにとどめを刺そうとする。

 

エリーの頭にジョエルの姿が浮かぶ。

でもそれは死ぬときの姿ではなく、どこか穏やかな顔でギターを弾いていた姿だった。

まだジョエルがいたころのいつかの記憶。

 

・・・・・・・・・


エリーはアビーを殺さなかった。または殺せなかった。

 

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泣きながらアビーを見逃がすエリー。

アビーは船でいづこかへと去っていった。

 

個人的には、これで良かったと感じた。いや、良い悪いじゃないとは思うんだけどさ。結局エリーの選択なんだし。
ただ見知った人が死ぬのはキツイから、神の視点で見てた側にするとやっぱりこれで良かったよ。

 

エリーにとってはどうだったんだろうな。どうしてアビーを殺せなかったんだろう?。

 

思えばアビーを見つけたところから、エリーはどこか殺すのをためらっていたようにも思えた。アビーへのセリフも「行かせない」ではなく、「行かすわけにはいかない」だったし、自ら望んだ復讐心というよりはどこか義務感みたいなものに突き動かされていたように思えた。
それにアビーをあと一歩で殺せるってところからずっと泣いていた。

 

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苦しげなエリー

 

この後に出るエピソードなんだけど、ジョエルが殺される直前にエリーと話していたことがあった。
エリーは、ジョエルが自分を病院から連れ出したことについて、ワクチンという生きた証を残せるはずだったのにそれを奪った。一生許せないけれど、「でも許したいとは思っている」と話していた。

 

もしかすると、レブを抱いて脱出しようとしたアビーに、ジョエルが重なって見えたのかもしれない。
アビーにジョエルを重ねてしまったから、ジョエルを許したいと思っていたのと同じようにアビーを許したいと感じてしまったのかなー。

 


 

サンタバーバラの一件後、家に戻ってきたエリー。ディーナはおらず家は空き家になっていた。残されていたギターを弾きながら、先ほどのジョエルとの記憶を思い出す。

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弾き終わったギターを置いて、どこかへと歩いていくエリーを映して物語は終わりを迎えた。

アビーとの因縁を断ち切ったエリーなら、おそらくもうジョエルの悪夢に悩まされることはないのだろうと感じる。

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進む者と残された記憶

 

ずっと暗く重たい話だったけど、最後はエリーも吹っ切れたように見えたし、やってよかった。

 

システム面ではあまり真新しさは感じなかったけど、ストーリーは心をめちゃくちゃ揺さぶり続け葛藤を生んでとてもよかった。
ただ、とても陰鬱な印象を持つと思うので、人は選びそう。

 

 実際、レビューとかも賛否両論だったらしい。その内容もクリア後ある程度目を通してみた。

 

 まあ、少なくともプレイして愉快な気持ちになるようなゲームではない。冒頭でも言ったように、ずっと雨に降られているような感覚だ。
またジョエルが序盤で殺されるのもきつい展開ではあったろう。自分は先にジョエルが死んで復讐するようなストーリーなのは知っていたから事前に準備できたけど、そういう事前情報がない中でジョエルに思い入れがあったらかなりきつそうだし、ジョエルとの共闘を期待していたらがっかりはするだろうな。
この辺はPV詐欺みたいなところがあったみたいだから仕方ないところはありそう。

 

 ただ自分はジョエルの死にそこまで理不尽さは感じなかったかなー。あんだけ人間殺してたらそりゃ殺されるでしょ。ACのオールドキングも言ってたように「殺してるんだ。殺されもするさ」ということだ。

 

LGBTsがどうのこうのとかいうのは正直どうでもいいかな。ただ単にそうであったからそうなっただけの話だろう。

 

こういうストーリー性の強いゲームをクリアしたときはいつも思うのだが、正直、ストーリー上の演出についてまだ全然理解できてないなーと感じる。人の考察記事を読んで、「そんな意味があったのか」とか「そういえばそんな演出があったな」とかめちゃくちゃ思う。


他の人の考察を見ながら、色々考えられる作品はいいものだ。

 

続編が出たらぜひやってみたい。

 

The Last of Us Part II 感想2 シアトル復讐記

シアトル編を終えたようなので、そこまでの日記。がっつりネタバレ記事なので注意。

 

前回、ジョエルを殺したのがWLFという組織と書いたが、実際にはWLFに吸収された元ファイアフライと判明した。それも前作ラストでジョエルが殺した医師の娘アビーがその中核のようだ。やはりこう来なくては物語にならんだろうな。

 

道中、難易度設定でエリーの強さを一段階あげておいた。

本作の敵(人間)がかなり強い気がする。単純に数も多いし、複数できっちり十字砲火を形成するように動いてくる。前作は大体正面から来るだけだった気がするから、かなり手ごわく感じた。

今作は難易度設定とかがかなり細かく設定できて、自分の強さや敵の強さだけを上げることも可能。ある程度ごり押しができるようにしたら快適になった。

 

エリー編

ジョエル殺害時のメンバーを順調に倒していくエリー。

途中途中で過去編が入り、ラスアス2の開始2年前にエリーが研究所での顛末を知っていたことが判明する。

どうやらワクチンを開発できる医師は1人だけだったようで、ジョエルがその医師を殺害したことでワクチン開発が永久に不可能になっていたようだ。

ラスアス2の冒頭で、エリーとジョエルがえらくぎくしゃくしていたと思ってたけど、これが原因か。

ワクチンを開発できると信じてジョエルと旅をしてきたのに、自分を守るためにワクチンの開発が不可能になってしまったうえ、エリーじゃなくてもワクチンは作れるとずっと嘘を教えられてきた。結果、そこらじゅうで今も感染者が出ているわけで、複雑だろうな。

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研究所跡地での2人 エリーの表情が物悲しい

 

そんなこんなでシアトル3日目

水族館でオーウェン、メルを殺害しアビー以外のメンバーは始末したエリー。そこにちょうどトミーが合流する。

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一旦拠点に戻ってきた一行。妊娠中のディーナをジャクソンに戻すため、アビーへの復讐は一時中断し帰り支度をする。

 

そこにアビーが突如攻め入り、ジェシーを殺害。エリーに銃を向けた。

 


 

ここで突然暗転し、アビー編が始まった。当初はアビー視点でシアトル編をみるためのダイジェスト程度かと思っていたけど、どうもそうではないらしい。

エリー編と同じくらいの操作時間があり、がっつりアビーの1日目から3日目を体感することになった。これもしかてアビーが裏主人公ってことなのかな?

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アビーの過去。懐かしい場所だ

 

アビー編開始

父親の復讐を成し遂げジャクソンからシアトルに戻ったアビー。戻ってからもWLFとしての仕事が待っていた。

長年敵対関係にあるカルト宗教団体スカーの掃討を命令される。そんな折、復讐仲間であり元恋人のオーウェンが仲間を殺害し失踪したという情報が入った。

 

アビーはいてもたってもいられず、キャンプを抜け出しオーウェンを探しに向かう。道中、スカーに見つかり殺されかけるも、スカーから脱走した子供ら(ヤーラ、レブ)にたまたま助けてもらい、成り行き上行動を共にすることとなる。

 

アビー編ではその後レブとツーマンセルになって行動することが多くなり、敵対組織同士だったが、生死を共にする中で絆が深まる様子が見どころの一つ。

ヤーラが死にそうになったときに命の恩人だからとはいえすぐに助けようとするなど、アビーもなかなかにお人よしというかいいやつなんだよなー。

 

肝心のオーウェンはというと、昔から拠点にしていた水族館に引きこもっていた。仲間を殺害した理由を問うと、老人のスカーを殺せなかったことで仲間から殺されかけたので抵抗したら撃ってしまっていたらしい。

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殺しは慣れてても、やりたいわけではない

オーウェンはWLFの戦いに飽き飽きしていたようだ。「クソほど興味もない土地を巡っていがみ合うのはもう嫌だ」と。そしてファイアフライが生き残っていると噂があるサンタバーバラへ向かうという。
馬鹿なことと一蹴し、大人になれと諭すアビー。親を殺した敵を殺せば大人になれるのかと煽りだすオーウェン。一瞬険悪になるも、過去をごまかすかのようにセックスを始める二人だった。


…あれ、オーウェン君、今はメルが恋人ってか妊娠させてるけど大丈夫?と今後の展開を微妙に心配してしまうのだった。

 

アビー編2日目

夜が明け、スカーの追撃を受けていたヤーラとレブを救助するアビーだったが、ヤーラが、重体となってしまう。治療をするため、とりあえず水族館に戻るとオーウェンの今カノであるメルが来ていた。

案の定微妙な空気感が漂うが、今のところ助けられるのは医者であるメルだけなので助けを求めるのだった。

必要な物資を調達するため、レブと共に病院に行き、必要な物資を持ち帰る過程で、レブと信頼関係を築いていくのがよかったな。かつてのエリーとジョエルとはまた違って、兄弟みたいなパートナーに感じた。

 

アビー編3日目

病院から戻り、ヤーラも無事回復したところで、物語は動き出す。

オーウェンがヤーラ、レブ、アビー、メルにサンタバーバラへ行こうと誘ってきた。

ヤーラとレブはまだしも、妊娠してる今カノと未練たらたらな元カノを一緒に誘うというなかなか剛毅なムーブに驚かされる。

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メルはアビーに対して、あんた抜きなら一緒に行くと言ってバチバチだし、アビーも一緒には行けないと当然の反応。オーウェンはそれでも食い下がる。「きっと幸せになれる」じゃないんだよなー。

過去編ではオーウェンと上手くいってたように見えたんだがなー。何でこうなったのか。この辺のドロドロもなかなかに見どころ。

 

そんな折、スカーの本拠地の島に残してきた母親を連れてくるため、レブが単身で行ってしまう。母親から殺されかねないということで後を追うアビーとヤーラ。

島に着いたものの、WLFも島に総攻撃をかけてきており、島は大混乱となっていた。何とかレブに追いつく2人。レブは生きていたが、母親は死亡していた。襲ってきた母親ともみ合った末、殺してしまったようだ。

島から脱出する一行だが、道中でヤーラが死亡。失意のうちに脱出を果たすのだった。

 

ジェシーの時も思ったけど、このゲーム総じてポンポン人が死ぬ。

メインキャラと近い関係だしそんな死なんやろーと思っていたキャラも扉を開けたら撃ち殺され、脱出するときにパッと殺され油断できない。「ドラマティックな死」なんてものはほとんどない。撃たれて終わりというのがリアル感ある。

 

水族館に戻ってきた2人。エリー編で見た通り。オーウェン、メルは既に殺されており、アビーは復讐のためエリーたちの拠点へと向かう。

 

驚いたのが、拠点襲撃の操作がアビー側だったこと。てっきりここで操作がエリーに代わってアビーに復讐を果たすことになるのだろうと考えていたのだが、そのままアビーを操作してエリーと対決することになる。

 

というわけで対エリー戦だが、エリーが鬼強くてめちゃくちゃ苦戦した。

正面から攻撃するとカウンターで即死というクリッカー級の戦闘能力と、銃や罠を使う人間の狡猾さを併せ持っており、まさにバケモノといってよい強さを持っている。

エリーを倒すとシアトル編は終了。

アビーはとどめは刺さず、二度と姿を見せるなと言ってその場を去る。

殺さなかったのは何でなんだろうな。復讐に嫌悪感を持ってしまったのか、復讐の復讐で殺すことに不毛さを感じたのか。この辺は他の考察とか読んでみたいな。

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敵を目の前にして何を思うのか

 


 

その後エリーに操作が移る。月日が流れ(1,2年くらいかな)、エリーはディーナとその子供と3人で他のコミュニティと離れて生活していた。

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いい風景

穏やかな生活かと思いきや、ふとした瞬間にジョエルが殺された時がフラッシュバックしており、心が休まることのない日々を過ごしていた。

 

そんな折、トミーがアビーと思われる女がいると情報を持ってきた。

自分は足を悪くして復讐に行けないが、エリーに復讐を任せたいようだ。ディーナ母子のこともあり一度は断ったエリーだったが、どこまでも追いかけてくる悪夢を終わらせるため、ディーナを振り切って再び復讐の旅に出る。

 

おそらく終盤。この後はどうなるのかな。

 

読書感想文 「逆ソクラテス」

伊坂幸太郎著 逆ソクラテスを読んだ。

本書は「逆ソクラテス」「スロウではない」「非オプティマス」「アンスポーツマンライク」「逆ワシントン」の5つの短編を収めている。それぞれは独立した物語だが、登場人物などが共通している話もあり、伏線を考察するのも楽しい。

 

読後感は非常にすっきりしたものだった。嫌な奴があまり出てこない。出てきたとしても、きっちりそれを乗り越えて話が終わるので、読み終わったあとは後味のよい気持ちになれる。

 

表紙に「敵は、先入観。世界をひっくり返せ!」とあるように、先入観や思い込みで人を見下したり馬鹿にすることを諫める物語が主となっている。

 

将来自分の周囲がどうなるかなど分からない。こいつはダメだと思っていた人間がふとしたことで期待の星になるかもしれない。おとなしいからと馬鹿にした人が、取引先の重要人物になっているかもしれない。いじめをしていた相手に医者として世話になるかもしれない。
そういう時に仕返しされたり、恰好悪いことにならないように、誰にでも丁寧に接する必要があるということが、全体を通して子供の視点で説教臭さなく描かれているように思う。

 

併せて、社会から爪はじきにされた人間がやり直すという視点も入っている。「いじめ加害者」「犯罪者」をそのまま変わらないものとして切り捨てるのではなく、少なくとも周りの人と平和に暮らせる方法を考える必要がある。なぜならどれほど爪はじきにしたところで、結局そいつは社会に戻ることが多いから。爪はじき者を世界から完全に消し去ることなど不可能なのだから、迫害するよりも他の人と一緒に平和に暮らせる方法を考えるほうがいいといったことが教師の教えとして出てくる。

 

この辺はリアルの犯罪者の再犯事例とかにも言えそう。犯罪を犯して懲役を終えたら社会に出てこざるをえないわけだが、そこでまっとうな職につけなければまた反社会的なことに手を染めるしかなくなる。

とはいえ、実際に前科者と知ってしまったらなかなか難しいとは思うけどね。本書ではそういったところもある程度ハッピーエンドで描かれているが、実際に前科者が仕事が欲しいと来たら心情的には厳しいものがある。

まさに、偏見で人を決めつける逆ソクラテスになっちまうだろう。どうすればいいんだろうね。

 

個人的に好きなところとしては「逆ソクラテス」の安斎の行動。教師の先入観を崩すために、カンニングの手助けをしたり、美術館の絵を無断で持ってこようとしたり、手段を選ばないようなところがとても好き。同級生に協力してもらって噂を流すという手もまるで諜報員のようで有能すぎる。

 

あと、本書を読み終えた時、先入観というワードからパンプキンシザーズの場面を思い出した。

パンシザの合同会議編。テロリスト集団にアリスが言った問答の一部。

 

差別や偏見は人の本能の一面であり、限られた時間の中で判断するのに必要なことだった。
しかし、情報を得る速度が早ければもっと多くの可能性を検証することができる。そして差別や偏見に従わずとも生き残れる社会はもう来ているのだと。

 

パンシザの、本能の命じる差別や偏見に従わず、多くの可能性を試すための言葉「本当はそうじゃないんじゃないか?」
そして逆ソクラテスの、誰かからの偏見を打ち返す言葉「僕はそうは、思わない」

この2つがなんだかリンクしてパンシザも読み返していたのだった。

 

こんなところか。

後味すっきりでサクサク読み進められたのでおすすめ。

 

 

The Last of Us Part II  始め

年始にじゃるさんよりおすすめされたラスアス2をやってる。

最序盤の展開以外は完全初見の状態

 

1日目終了までの日記

 

前作から数年後?程度が経過している模様

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この感じ懐かしい

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街ができてやがる…!

いつの間にやらでかい街が出来てて驚いた。ジョエルたちがここまで作り上げたんかな。

ジョエルやエリーたちは前作からこっち、ここで生活している模様。

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景色もより綺麗になってる

しばらく進めていくと、ジョエルがワシントン開放戦線(WLF)らしい連中に殺される。ジョエル死亡までは事前情報で把握していたので、ついに来たか…って感じだった。

とはいえ、やはり目の前にするときっついな…。エリーの目の前で殺されるもんなー

 

ジョエル自身もここに来るまでに色々やってきたみたいだから、いつかこんな時が来ることはどこか思ってたのかもしれんな。

 

個人的には殺しに来るのはファイアフライなのかなーと思ってたから、新しい敵対組織が来たのは結構以外だった。

 

そんなわけで、当然ながらエリーは復讐の旅路に出発する。先んじてトミーが復讐に向かっており、それを追いかける旅路となる。今回の旅の道連れは恋人?関係みたいなディーナ。

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ジョエルの墓参り後の空

今作のマップは前作のような1本道スタイル+自由に探索できる広いマップが追加されていた。隅々まで探索したくなるので、これは時間がかかりそうだ。

 

そんなこんなで、トミーやWLFの情報を掴みつつ進んで1日目は終了した。

で、なぜかディーナが妊娠していたっぽい

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俺も「は?」だわ

 

ブログ初め

既に年明けてから11日経ちましたが、ようやくブログ初めでございます。

 

普段年越しは祖父母の家に行っているため、オンラインゲーム内で年越しするということができず密かに憧れていたのだが、今年はコロナで帰省しなかったので、初めてFF14内で年越しを過ごした。

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年越しの瞬間

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正月飾り

そんな感じで今年もよろしくお願いいたします。

 

今年の目標なー、、、、、どうしよ?

あー、リアル寄りの新しい人間関係築くとかいいかも。俺基本的に仲いいって言えるのはネット上発の人間関係がほとんどだから、リアル寄りで仲いい人作りたいなー

リアルで何かしらのサークル入るとかいいかもね。

 

あとツイッターで言ったこれな

 

ゲームではジャルさんにおすすめされたラスアス2を始めてる。これはまた別記事に書こうか。

 

あ、そうだ。最近興味が湧いて化粧品とか見るようになったんだけど、男性向け化粧品ってなんか脅しチックじゃない?

 

「禿げないように」「体臭消し」「身だしなみを大事に」とか、何かと「周りの目を気にしましょう」みたいな感じが脅しのように感じて、つまらないなーと思う。まあ、そういう文句の方が現状の消費者には刺さりやすいのかねー。

 

何かもっとゲームのキャラメイクしている時のような楽しさを再現できるような表現はないものかなーと思ったりしてる。

さっと考えたところだと”「お、いいじゃん!」を自分にも”とかかなー?

 

 

 

 

2020年振り返り

2020年が終わるまで、7時間を切った。
去年の記事を見返してみるが、あんまり代わり映えしないな…。多少読書感想文が多くなったかもしれない。
職場については2年目でまあ、何とか理解が追い付いてきた感じかな。
以下で2020年の振り返りをゲーム、本、私生活の3つの分類で書いて、今年のブログ収めとしたい。

 

・ゲーム

FF14

イン率は落ちているものの、ある程度継続してやっている。今年はバハムートパーティが終了した後も、ルキさん主導のオメガンガー(呼称はこれでいいんかなw)とか、エオルゼア読書倶楽部といった新しいコミュニティに顔を出すことが多くなった。特に読書倶楽部は行くようになってから読書量がかなり上がって大変良かった。皆さん来年もお願いいたします。

 

・十三機兵防衛圏

今年の初めにやった本作。ストーリーやキャラクターが自分好みでかなりハマった。

 

Half Life Alyx

VRゲーム①
VRゲームとして開発された中ではしっかり物語もあり、完成度の高いVR体験だった。このレベルのものがもっと増えてほしいなー

 

ゼノブレイドDE

ゼノブレのリメイク作。雄大な景色がとても印象的だった。

 

・プライマルハーツ

 人生初のエロゲ―。えー、天神平ルート終了して止まっております。何だっけ、ラスアスとかツシマを始めたらそのまま止まっちゃったんだっけかな。エロシーン長すぎて途中でスキップしてた。

 

The Last of Us

気になってたけどできてなかったゲーム筆頭。ジャルさんにおすすめされてやってみた。最後のジョエルの行動とか、退廃的な雰囲気とか自分好みだった。そういえばまだ2をやってないな。しばらくやりたいゲームないからどこかでやってみるか。

 

・Ghost of Tsushima

今年最強の侍ゲーム。単純にゲームとしても面白いし、景色を見るだけでも最高。

 

・天穂のサクナヒメ

火山行ったあたりで止まってる。アクションも稲作も面白いんだけど、なぜか止まっているため、正月でやるか!

 

・東京クロノス

VRゲーム②
VRのADVという異色の作品。ストーリーも自分好みで大変昂った。VRバイス持ってたらぜひやってほしい。

 

・ALTDEUS: Beyond Chronos

VRゲーム③
東京クロノスの続編だが、世界観的には独立しているため、こっちから入っても全然OK。VRライブ入っていたり演出がパワーアップしている。はよ記事を書くか。

 

一番印象に残ったのは東京クロノスだなー。初めてのVRADVだったし、自分好みのストーリーで体験としては最も印象的だったな。

 

・本

・仏教思想のゼロポイント

 今年の仏教本。原始仏教の勉強になった。

 

・人間の土地

ウーさんのハッシュタグ企画をきっかけに読んだ初めてのフランス文学。著者の思想的な面はNot for meだったが、情景描写が美しい本だった。

 

数学ガールの秘密ノート

 「学ぶための対話」と「行列が描くもの」の2冊を読んだ。行列はなんだか分かるような分からないような感覚。

 

・わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる。

 自分に合う本を見つけたかったら、本ではなく人を探すというハックはかなり参考になった。

 

・悟らなくたっていいじゃないか

仏教本その2。
仏教の理論だけじゃなくて、それを基にした実践をしている人の著作なので、その点が非常に参考になった。

 

これ以外ももう少し読んだ気はするのだが、いかんせん読書の記録を付けていないため、どれが年内に読んだ本なのか分からないので、この辺で。

 

・その他私生活

 ・オフ会inシンガポール

 2月にオフ会ということでシンガポールへ旅行に行った。今思えばコロナ的にぎりっぎりの時期で、何とか行けてよかったなーと思う。来年コロナが収まっていれば、またどこか行きたいね。

 

・一人暮らし

親が祖父母の介護に行っており、ほぼ一人暮らしの状態となった。いかに楽に生活をするかを日々考え中。目下の課題はごみ処理をいかに効率的に行うか。

 

・デビルシャーク

まさにZ級映画。人生で観た映画の中でもトップ級にやばかった。つまらない以前に困惑する映画は初めてだった。やばすぎてVtuberの同時試聴ライブで2週目を観たらくそ笑えた。

 

・京都旅行

Go to travelを使って行った京都。昼間の伏見稲荷や夜の嵐山を見られてよかった。

 

・ヒメヒナにはまった

Vtuberはもともと好きだが、ヒメヒナに新たにはまってBD買ってしまった。最高。

 

こんなところか。
うーん、仏教関連の興味が強くなった以外はあんまり去年と変わり映えしないなー。
一人暮らし始めて、思ってたより孤独耐性ないの分かったから、来年辺りご縁があれば結婚してみたいかな。

では皆様、よいお年を。来年もよろしくお願いいたします。

 

 

 

「東京クロノス」感想

これは選択を間違えてしまった人間が、異世界で自分自身のあり方を突き付けられる物語だ。

 

東京クロノスを一言でいうならと考えて、こんな感じの表現にしてみた。

 

VRゲームとしては珍しいADVで、以前から非常に高評価で気になっていた「東京クロノス」を今更ながらやった。

 

公式サイト

tokyochronos.com

 

 ついでにトレイラー張っとこ

トレイラー内では3Dキャラがめちゃくちゃ動いてるけど、ゲーム内ではそこまで動いている印象はない。 Live2Dのノベルゲームの3D版みたいな動きをイメージすると近いかも。本作の惜しいところはもう少しキャラが動くような演出をしてもらえると、もっと視覚的に楽しめたかなってところ。

 

だが、ストーリーの内容は…恐ろしく自分好みのゲームだった。VRならではの没入感ももちろんだが、物語が自分の琴線をかき鳴らし、ラストの余韻は「君の話」を読み終えた時と同じく、しばらくその場を動けなくなるほどであった。興奮が冷めやらぬうちに書き残しておきたい。

 

以下、そこまでネタバレにはなっていないと思うけど、感想とかでネタバレ感は出てしまうかもしれない。

 

どんな作品か?

「東京クロノス」はクロノス世界と呼ばれる異世界の渋谷に召喚された幼馴染8人が、そこから脱出するために世界の謎を解いていくというストーリー。

 

幼馴染8人―櫻井、二階堂、東国、桃野、神谷、両角、街小路、蔭山、そしてロウ―は、ある日突然彼ら以外の人が誰もいない渋谷で目覚める。集まった8人の前に出てきたのは「私は死んだ。犯人は誰?」という文字。8人はそれぞれ少しずつ記憶を失っているようであり、どうにも後ろ暗いところがあるらしい。この世界は何なのか、死んだというのは誰?、犯人とは?といったミステリーADVだ。

 

ストーリーの引き込みと焦燥感

1週目は選択肢は一つだけで、全体を通したプロローグ的なものになっている。自分が始めた時は夜11時に初めて夜中の3時までついついぶっ通しで見続けてしまった。それくらいストーリーに引き込まれる。1週目が終わったときに感じたのは焦燥感だった。

分かる人には分かると思うが、ゲームの「ICO」の終盤で彼女の手を放してしまった時のあの焦燥感だ。
「どうにかしたい」「あの子を救いたい」 そんな感じ。

 

2週目からは選択肢が多くなって、世界の謎を解いてく感じになる。とはいってもそんな複雑な分岐ではなく、1つの選択肢に1つのエンディングみたいな感じだから、あまり慣れていないような人でも順番に見ていけば自然とストーリーは解かれていく。だんだんと謎が解けていく感覚は非常に爽快だ。

 

特にロウの正体が分かったときは彼に対する印象ががっつり変わった。それまではえらくうるさいし、めちゃくちゃ攻撃的なので「お前は誰だよ!」と嫌悪感をもっていたのが、正体が分かると「ロウ、お前だったのか」と感じた(ごんぎつね並感)。

 

お薦めな人

ADVなのでラストの感想とかを詳細に出すと若干ネタバレになりそうだけど、自分が今まで読んできた中で、ラストの感覚が同じだったのは辻村深月著「鏡の孤城」かな。あんな感じの少し不思議感覚が好きな人ははまるかもしれない。あと主人公の変化模様には「.hack」のハセヲを思い出した。

 

東京クロノスはOculusはもちろんSteamやPSVRでも買えるので、どれか持ってる人で上にあげたような作品が好きな人にはめっちゃおすすめ。

 

 

続編の「ALTDEUS: Beyond Chronos」も発売されたからこれからやっていきたい。