沼メモ

FF14(槍鯖)、その他ゲームやらなんやらの話題を書きたい。

JUDGE EYES:死神の遺言 感想

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ゲームの感想って、どこで中断して書けばいいか迷う。

というわけで、書こう書こうと思いながら、結局ストーリークリアまで書けなかったジャッジアイズの感想など。

もともとそんなすぐにやろうと思っていたわけではなかったが、キャラのモデルと声優だった人が逮捕されたことで、回収騒ぎになっていたため、急遽中古品を注文しやることにした。中古で8,000円くらいしてたぞ…。現在は少し落ち着いたのかな。

以下感想。ネタバレ注意。


ミニゲームが多い。

「如く」シリーズでは定番らしいが、ミニゲームがかなり多い。始めた当初は結構色々触ってみて、1時間くらいはずっとバッティングセンターにこもって、そのまま悪魔のコースまでクリアした。ほかにも将棋やら麻雀やらシューティングなどもあり、はまる人ははまるんだないだろうか。

あと、ミニゲームではないけど、さおりさんを着せ替え出来るシーンがあった。私の選択はこんな感じ。

中道通り裏_

何というか…、こういう着せ替えものだと性癖がでてきますね。

■主人公に感情移入しやすい

私はいわゆるヤンキーモノや極道モノといったゲームはほとんどやったことがない、本作は龍が如くシリーズを作っているスタジオで作られたが、龍が如くシリーズもやったことはなかった。

極道の流儀とかしきたりみたいなものがどうにも理解できないというか、あまりに突飛なイメージがあるからだと思う。組を抜けるときは指を切るとか、何の意味があるのかようわからん。そういう価値観的なところがようわからんとなるとやはり冷めてしまう感じがしてしまう。

その点今作の主人公:八神は元弁護士の探偵という位置づけであり、ヤクザと親交は深いものの、価値観みたいなところは一般人寄りのため、かなり感情移入しやすいと思う。終盤とか、展開も相まってめちゃくちゃ熱くなりつつストーリー追ってた。特に最後の数章はほかのやりこみ要素とか完全に投げ出してストーリーだけに集中してた。6時間くらいは休憩もせずにやってるくらい引き込まれてしまった。

■ミステリーとしての面白さ

最初は神室町でヤクザが殺される事件が続き、その容疑者の弁護のため、主人公は東奔西走する。当初はヤクザ同士の抗争かと思われたが、事件を追っていくうちにそう単純な事件ではないことが明らかになっていく。その後、ヤクザの裏側にいる組織や、主人公自身の過去の闇など、個々の事件が終盤になるにつれてどんどん繋がっていく。ラストでそれらがきれいに並んで見えてくるのはある種の快感だった。

また「流れ的にこいつが黒幕か?」と結構メタ読みしてたんだけど、意外と「そっちかー!」と思うような展開もあり面白い。

ツイッターでは「推理ドラマをそのままゲームにした感じ」という表現を見かけたが、確かにその通りだと思う。

■その他雑感

個人的に好きなキャラは綾部

ああいう胡散臭いけど金に忠実なキャラっていうのが好き。でも後半からほとんど出番なくて悲しい。終盤なんて一言もしゃべってなかった気がするし、後日談にも登場しなかったからね…。

ただ一番印象に残ったのはこのシーンだな。

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八神の第2の親ともいえる松金組の組長:松金。親心なりに危険を冒す八神を力ずくでも止めようとするが、結局失敗。八神と松金の別離の場面ともいえる。事態を収拾する力を失くし、子同然の人間が危険を冒すのを止めることもできない、老いた人間の哀愁を象徴するようなシーンだった。こういうの大好きです!。ここがあったからこそ、後の展開でより熱くなる。

今作のストーリーではアルツハイマーがキーワードの一つとして出てきて、それが事件の動機に繋がっていく。作中ではアルツハイマー病を完治しうる薬が開発されることになるが、リアル世界ではいまだそのような薬は開発されていない。もし、そんなレベルの薬が本当に開発されそうになれば、作中の事件のようなことが起こってもおかしくはないよなーとふと思ったりした。

敵側の人物の過去として、兄弟がアルツハイマー病の母親を介護疲れで殺害したというエピソードがあった。普通にありうる話だし、身内がならなくとも自分がなる可能性だってある。怖い怖い。

あとあれ、なんか八神ってステイサムっぽいよなとか思った。

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ジェイソン・ステイサム

壮絶な過去、アウトローな生きざま、自分の信念を持ち決して媚びない、腕っぷしの強さ。ちょくちょく見たステイサムのアクション映画を彷彿とさせる。

元弁護士のところを元特殊部隊員とか元CIAとかに変えて、頭を薄くさせたら多分ステイサム。


久しぶりに食事するのも忘れるくらい熱中できたストーリーだった。極道モノとか苦手な人にもやりやすいんじゃないだろうか。私は途中で放り出したが、ミニゲームなどのやりこみ要素も豊富にあり、極める人は長く遊べると思う。