先日街コンなるものに行ってきたので、その時の記録。
感想:おもんな
この歳になってきて、ただ出会いが無いなどと言っているだけでもいかんだろうと、とある街コンに参加した。
街コン自体はコロナ禍前に1回行ったことがあったので、それ以来の参加になる。
今回の街コンは男女それぞれ40人の計80人くらいの街コンだった。1テーブル4、5人で話して、15分経ったら男性側がテーブルをぐるぐるしていくタイプである。ビルのイベントスペースに80人が押し込められ、なかなか密な環境下でガヤガヤ騒がしい状態になっていた。
最終的に「おもんな…」と感じた理由としては、初対面の人間のプロフィールに興味持てないことと、みんな思考スピードが速すぎてついていけないなーというのが大きいと感じる。
挨拶はまあいい。普通にこんばんは~だ。
次に自己紹介。これもまあ定型文を言えばいい。
じゃあ、次は?
当初はプロフィールカードをみんなで見せあって、とりあえず話できそうなことをちょこちょこ話せばいけるかなーと甘く見積もっていた。
最初の席で他の人のプロフィールカードを見てみる。プロフィール欄にはニックネーム、居住地、趣味、仕事、好みのタイプ、自分の性格etc…。
……興味ねぇ~…。
今日会っただけの人間に対して、趣味だの好みのタイプだの、ましてや自分の性格だの本当にどうでもいいなと思ってしまった。こういうのに興味持てて、積極的に質問する人もいるんだろうけど、今の私には話を続けるのが正直きつい。
これが何かイベントなどで継続的に付き合いがある人の話であれば、面白く聞いたり、どんな感じなの?と質問しやすいと思うんだけど、初対面で、なおかつ今後会うことはほぼ無いだろう人間の話を広げるのが難しいと感じた。
それから、みんな思考スピードというか話すスピードが速い。
自分と一緒に回ってた人達は営業職というのもあってか、特に話も上手いしノリも良かった。それ以外の人達も、パンッって話された内容に対してポンッって答えてるように自分には見えた。カッと言ったらトツッと答えるみたいな応答速度なのである。
その点、どうも私は昔からポツッ、ポツッって感じの話し方になってしまうので、どうしても周りに圧倒される。私が1つ話す間に、他の人は5つくらい話しているって状況が結構な頻度で出てくる。
これがゲーム内チャットとかなら、多少応答速度が遅くなっても問題ないんだけど、リアルの会話ではどうにもうまく速度のギャップが埋められない。ましてや周りがガヤガヤしている中で相手の話もよく聞こえない時もあったので、余計に会話が困難であった。
そんな感じで、どうにも楽しめない街コンとなってしまった。
ただ、つまらなかったけどあんまりネガティブな感覚は少なくて、むしろ「つまんな…」と思えること自体が、よい兆候であるようにも思っている。
今までの私だと、こういうことがあると面白いつまらない以前に「なんで私は上手く話せないのだろう」「人を楽しませる話ができないのだろう」と自分を責めてネガティブになっていた。
今回は、そういうネガティブな感覚を持たないわけではなかったけど、それ以上に「つまんねぇ…」という感想が一番前に出てきている。
自分の会話が拙かろうとなんだろうと、つまらんもんはつまらんと感じられるようになったのは多分よい兆候であるように思う。もしくは図太くなったか。人生開き直りが大事だから、まあこれでよいのでしょう。
また街コン行ってみたい気分になったら、もう一回くらいは行ってもいいかもね。