沼メモ

FF14(槍鯖)、その他ゲームやらなんやらの話題を書きたい。

東京とサンホラとプリヴィアさんと

6月に東京へ行ってきたのでその記録。

メインの目的はサンホラの「絵馬に願ひを!」コンサート。こちらは大阪公演のときも行っていたが、今回が千秋楽ということでもう一度の参加となった。

元々、絵馬に願ひを!はそれぞれのコンサートで選択肢によって分岐が発生するため、公演ごとに演奏される曲が異なる(可能性が高い)ので複数回参加して違いを観るのも楽しみにしていた。

前日に台風の影響で大雨が降り、行けるかどうか微妙なところであったが、公演までにはギリギリ新幹線が運行しそうだったので、10時頃には名古屋駅に着くようにしていた。が、そこにはかなりの人だかり。当然みんな東京に行きたいのである。

 

当日の様子

 

正午前には運行するようになったものの、大阪から人が乗り込んでいるため、わざわざ名古屋で降りる客は各扉ごとに10人もいない。遅々とした歩みを我慢しつつ2時くらいにようやく新幹線に乗れて間に合いそうだと思ったのも束の間、名古屋で緊急停止ボタンが押されたらしくすぐに止まってしまうのであった。噂ではあるが、駅で喧嘩が起きて苛ついた客が停止ボタンを押したとかなんとか。

結局公演時間には少し間に合わず、1曲目が終わったところから参加することになった。最初の曲を逃したのは残念だったが、めちゃくちゃに遅れるということはなくてよかった。

 

肝心の公演の方であるが、いつものサンホラらしく素晴らしいものではあったものの、いわゆるTrueルートには行けず、少々物足りない感じで終わってしまったのが残念であった。新しい曲が聞けるのはいいんだけど、やはり自分の頭では曲を追うのに精一杯になってしまい、曲を感じ入るところまでいけないのだ。その点ではBDがコンサート後の発売になってしまったのは痛かったな。

それからコンサートの映像が出ない件な。結局見れていない曲とか演出とか演者さんは映像で見ればいいと思ってたからやはり残念。大人の事情で致し方ないとはいえ、やはり完全版が来ないかなと思ってしまうな。

あの鳥肌がたった笑い声とか、曲終わりの演出が全部記憶の中だけになってしまうのはなんとももったいない。「この一期一会がライブだ!」と言われると確かにそうかもしれんとは思うけど、やっぱほしいよなー映像。

と、そんなことをつらつら思いながら、その日はホテルに戻ったのだった。

 

さて、ホテルに戻ったところで翌日の計画を考えていた。コンサートだけを目的に来ていたので、イベントとかは調べてもいなかった。ふと、そういえば読書倶楽部で交流のあるプリヴィアさんが関東にいると聞いたことを思い出した。珍しく誰かと遊びたい気分になってきて、翌日ダメ元でお誘いしてみた。

普段自分から遊びに誘うのが苦手な性分ではあるが、プリヴィアさんとは読書倶楽部繋がりで通話したこともあったので、散々迷ったがなんとか誘うことはできたぞ。

結果、快くOKをもらったので、まだ自分が行ったことがなかった吉祥寺で落ち合うことになった。初対面の人と会うときの常で、マッドマックスに出てくるような強面怪人が来たらどうしようかと考えていたが、実際に会ってみると声音のとおりに穏やかな面白兄ちゃんで安心した。

 

最初はゆりあぺむぺるというカフェに行きたかったのだが、まあ人の多いこと多いこと。店に入るまでに2時間はかかるかと思われたので断念。

info85594.wixsite.com

 

プリヴィアさんの案内でうさぎ館というカフェに向かった。

tabelog.com

こちらはガレットが一押しらしかったが、直前に昼食を食べてしまっていたので、クリームソーダを頼むことにした。

こちらのクリームソーダ、鮮やかな色が何種類もあって写真映えしそうな一品だった。クリームソーダなんて10年以上は口にしていなかったが、久しぶりに飲んだらめちゃくちゃ美味しかった。

 

プリヴィアさんとはゲーム内や通話で何人かと一緒に話をしたことはあったが、サシで話をするのはゲーム・リアル通じてこれが初めてだった。最初は話ができるか不安だったが、結局1時間半くらいカフェで話をしていた。知り合ったときから思ってたけど、やっぱり人の話を引き出すのが上手い。なんでも面白がって聞いてくれるし、話題も豊富だからこちらが考えている以上に話が弾んでいく。

 

その後、ZINEの即売会が近くであったのでそちらにも足を運んだ。評論系の同人誌即売会に行ったことはあるが、ZINEはよりデザインが凝った作りになっているように感じる。

ここで私は今日一番の衝撃を受けることになる。プリヴィアさんの出店者さんに対する距離の詰め方が驚異的だった。会う人会う人がみんな形式的な挨拶以上に作品の内容を説明したり、プリヴィアさんと世間話に花を咲かせている。一瞬全員と顔なじみなのかと思ったが、当然そんなことはありえない。初対面の人に対して一瞬で懐に入ってしまっているのだった。

 

どうしてそんなに距離を詰められるのか自分が感じたところとしては、プリヴィアさんは面白がれる範囲の広さ深さ、面白さの言語化が突出しているように思う。どのブースに行っても、まず展示品を見て、すぐに「え!、面白い!」って実際に言って、「こういうところすごい好きです!」とか「ここいいですね!」とかちゃんと具体的に面白いところを言ってそれを率直に出店者さんに伝えていた。当然出店者さんも「こういうのが好きで~」とか「こんな工夫したんですよ!」ってなって、それに対してもしっかりリアクションして聞くから、そりゃ作者からしたら嬉しいに決まってるよなと圧倒されていた。

私も好きなものに対しては(あ、面白いな)とは思うけど、せいぜい心のなかで思うだけで「面白い!」と言葉に出すことはほぼない。それにどうして面白いと思ったのかという言語化はさらに難しい。

自分の周りでは今までこういった面白さを見つけてめっちゃ表現する人がいなかったので、すごい見習いたいなと思ったのだった。

 

当初サンホラのライブだけを目的にして東京行ったけど、思いがけずプリヴィアさんと遊べて二重に楽しい旅行となった。少しだけ人を誘うハードルが下がった気がするので、知り合いがいたらもう少し軽率に遊びに誘え…る…かなぁ…???