何事も始めた頃のことを記録しておくのは良い効果があるらしいのでここに記録しておこう。
3週間ほど前にギターを買って、意外と続けられている。6万ほど出して1週間続けばいいほうかなーと思っていたので結構意外だ。
当面の大目標は般若心経に伴奏を付けて唱えること。
仏教趣味が少し高じて、般若心経を覚えたのだが、ただ唱えるだけなのもつまらんな~と思っていたところに、そうだ!ギターをやってみよう!と直感が来た結果こうなった。
なぜギターを始めたかについては色々流れがあったのだが、もともとのきっかけはツイッターで見たこの動画だった。
グッとくる曲の作り方を解説してみました。 pic.twitter.com/rGx3LUzI0d
— Shogo Nomura (@shogopiya116) 2022年1月23日
AとかBとかCとかよく分からん記号が並んで、それぞれの記号にどんな役割があるのか説明がされている。
さて最初見たときの印象だが、何を言っているのか全く理解できなかった。なんかコード?とかいうものなのだろうとは思っていたが、コードが何かも理解していないくらいの知識しかなかった。
ただ、どうも音というのは調味料みたいにそれぞれの役割があるらしいことだけは何となくわかった。
で、この動画で何を言っているのかを理解したいなーと何故か思った。
とりあえずコード=和音というのを知り、ドレミとハニホとCDEの対応を知り、音階と振動数との関係、ピタゴラス音律から純正律・平均律とかを調べた。学生時代の音楽の話など微塵も覚えていなかったが、自分で興味を持って調べてみて大体輪郭は掴めてきた。
面白いのは音階の作り方が「何故か気持ちいいと感じる」音の組み合わせを探していくという完全に主観的な方法だったところ。どうして気持ちいいと感じるのかと言うのは多分諸説あるんだろうけど、ともかく西洋音楽は何となく気持ちいい音を追求していって作られたようだ。
それからしばらくはタブレットのピアノアプリでどんな音が出るのか試してみたりしていた。なんだかんだ触れているうちに面白くなってきたところで、ギターを触ったことがないことに気づいた。音楽の授業で選択肢はあったものの、当時はあまり興味がなく結局触ることなくこれまできてしまった。
また、普段から見てる配信者でギターやっている人がいたので、それにも影響を受けて、ギターをやってみることにした。
ここに仏教趣味が悪魔合体した結果、なぜか般若心経に伴奏をつけるという発想が誕生したのだった。
というわけで5月末頃についにギターを買うことにした。
エースコンバットゼロの「ZERO」に憧れて、フラメンコギターを取り寄せて購入した。
教則本も買って、よーし弾いてみるぞーと意気込んで弾いてみたが…
想像の10倍難しかった。
音が全然綺麗に鳴らせないのである。曲を弾くのはそれは大変だろうなとは考えていたが、まさか単に音を鳴らす段階でこんなに難しいとは思っていなかった。
初回から盛大にコケたところで、やり方を考える。
何事も最初のうちは「気持ちいいーーーーー!!!」と脳汁を垂れ流す何かが必要だ。スプラトゥーンで敵のインクをかいくぐってボールドマーカーでぶっ倒すときのあの感覚だ。
そんなわけで、脳汁を垂れ流す何かを見つけるためYouTubeの密林に入っていたのだった。
どうやらカントリーロードのサビはコードが単純で初心者向けらしく、とりあえずやってみる。
………………。
ゆっっっっくりとやればできなくはないが、やはりなかなか難しい。
初心者向けって言って、全然初心者向けじゃないじゃねーか!と理不尽な気分になってしまう。
それでも、何度もやっていればなんとなーく指も動くようになってくる。1日目より2日目、2日目よりも3日目と結構上達している感覚を得られたので、意外と楽しくなってくる。脳汁垂れ流す程ではないが、意外と面白い。
買ってから1週間、毎日ギターを触ることはできたので、ちょっと本格的に先生に習いに行こうと週一で教室に通っている。
やはり人に教えてもらうと効率的な気がする。例えば、最初からちゃんとしたコードを押さえず、とりあえず指2本で弾けるようにするとかは自分では絶対に思いつかなかった練習方法だった。
そんなわけで、ぼちぼち進められているので、ゆったりと楽しみたい。