沼メモ

FF14(槍鯖)、その他ゲームやらなんやらの話題を書きたい。

GW接心記録

GWに仏教徒ちゃん(https://twitter.com/asobumin?s=20)と仏アレさん(https://twitter.com/honnebose?s=20)の接心に2泊3日で参加して、お寺に宿泊しながら座禅をしてきた。寺に滞在中、仏教徒ちゃんと仏アレさんにはお世話になりっぱなしで、よい機会をいただけてありがたい限りでありました。

正直、GWの貴重な休みをただ座るだけに使うのか…? と自分の中でも迷いに迷ったが、どうせどこへ行っても人多いし、数日間くらいはこういう時間があってもよかろうと言い聞かせて参加した次第。結果的にはいい感じの体験ができたのでその記録をしておきたい。

なお、以下で座禅のときこうすればいいかも的なことも書くが、あくまで私の体験に基づいて私が勝手に考えたものなので、公式の話ではないことを断っておく。

 

・座禅中の眠気は覚めるのか?

私は座禅中は大抵寝ている。

座禅会自体は何度か参加させてもらっているが、1日くらいの座禅会だと、まあ5〜6割くらいの時間は意識失っているように思う。

寝てしまうのは少し座禅した人あるあるみたいだが、当然寝るのはあまり良くないので、毎回終わったときには「ああ〜、今日も寝ちまったな〜」と少しばかり決まりが悪くなることが多い。

一応考え事していると眠くはならないのだが、座禅の心構えとしては考え事で頭の中満たすのもあまりよろしくないだろう。

人の話を聞くと、長い時間座禅をしていると寝るのにも飽きてくるという話があったので、今回の座禅会ではどれくらい寝たら眠くならないのかを気にしながら座禅してみた。

結果から言うと2日目の昼飯を食べたあと、大体18,19セット目(1セット=座禅40分、歩き10分、休憩10分)辺りから眠気が出なくなったように思う。

1日目は朝9時から始めて、昼夕の休憩を挟みつつ、7セットやったあたりから眠気が薄くなってきたけど、結局その日は眠気が覚めることはなかった。2日目の昼食後辺りからようやく眠気が出ないようになってきた。

ずっと座っていても眠くならない! 本当にあの頑固な眠気が覚めるんだ! と文字通り目が覚めるような驚きがあった。

やはり思考を止めてかつ眠りもしないためには、ある程度時間が必要そうだ。

 

それはそれで良かったのだが、ふと気づく。…何か座禅の時間長くね?

眠気が覚めたことで、これまで睡眠でスキップしていた時間分が、直に感じるようになったらしく体感時間がそれまでの2倍くらい長くなっていた。

眠気が覚めたあとの座禅中には「あれ、もしかして終了の鐘鳴らすの忘れられてない? いや、絶対忘れられてるよコレ!」と何度も思ったが、終わりの鐘がなるたびに、「あ、普通に40分でした…すみません…」となっていた。確かに眠気を感じないのは、スッキリしていいっちゃいいんだけど、脚も尻も痛い中、体感時間が伸びるのは結構きつかった。

接心の終盤は、むしろ寝て時間スキップできないか試してたんだけど全然無理で、もはや寝たくても寝られない状態。まさかこんなに眠気が来ないことがあるんだと初めて知った体験であった。

 

・それでも眠いときはどうするか

どうしても眠いときは開き直って寝ちゃえばいいんじゃないかなと今は思うようになった。どうせ何したって寝るときゃ寝るし。寝てしまうことをいちいち引きずる必要はないのかなと思う。

それでもあえてやれることとしては、最初のちょっとだけは寝ずにいられると思うので、10秒間だけ全身全霊で座禅して、あとは流れに任せるって感じでいいと思う。

寝たきゃ寝ればいいし、考え事したきゃ考え事で脳味噌バチバチさせてもいいしって気持ちでやってた。

もし10秒以上集中できるようなら徐々に時間を伸ばしていけばいいかなーって感じ。

それもできない、座った瞬間に眠りに落ちるって人がいたら、もうそれは一種の才能だからむしろ誇っていいと思う。

そんなわけで一瞬だけガー!って集中したら、あとは好きにして気楽にいればいいんじゃないかなー。どうせ1日半くらいずっと寝てれば、そのうち寝たくても寝られなくなってくるんだし。

こういう気楽さを感じられるようになったのは、今回の接心で最大の収穫かもしれない。

もちろんガチで修行して僧侶になろうとか、悟りを開きたいとかいう人の場合は別だろうけど、私はそんなつもりはないし、世間を生きるための方策の1つとして座禅するならこんくらいの気楽さでいいんじゃなかろうか。

 

・安楽座での手の置き場所について

最近座禅するときはよく安楽座で座るが、いつも手の置き場所に悩んでいた。

結跏趺坐とか半跏趺坐の時と同じように、股の間に手を置こうとすると、安楽座では腕が下に伸びてしまい、筋肉が張ってしまう気がしていた。他には法界定印を組まずに両膝に手を置いてもみたけど、体が前傾になりやすく、あんまり安定した感じが得られなかった。

今回、ふと持っていたタオルを安楽座の股の上に置いて、そこに手を置いてみると、これがとても具合がよかった。高さが出て、結跏趺坐のときくらいの手の高さになり、張らず反らずのちょうどいい腕の高さにできるように感じた。

 

こんなところだろうか。

行くかどうか散々迷っていたが、結果的に実りある接心にできてとてもよかった。